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はぁ~い。そこまでよぉ~ん!

休みが終わる。

あぁ、いやだいやだ。

投稿ペース落ちると思います。


自動人形(オートマタ)によると私がこれから活動する場合、一番適している職業は冒険者らしい。


「疑う気はないけど、なんで冒険者?」

まぁ確かに職業が公爵令嬢のままっていうのはまずいけど、ステータスはステータス読み書きで簡単に偽装できる。

しかし、ステータスはオール0である。

コピーしたスキルのおかげで武術は使えるが、それなら商人とかのほうがいい気がする。


『アンサー。まず、ステータスがオール0という部分を否定します。マスターのステータスは非常に高く、戦闘をこなすのは容易です。冒険者をお勧めする理由としましては、冒険者カードを製作に身分証が必要ないということが挙げられます。』


「待って?でも古代鑑定で見たときは確かに0って書いてあったわよ!」


『アンサー。古代鑑定は対人間用の鑑定魔術であり、計測できる値には上限があります。

マスターの場合、その上限を超えているため”Over”の頭文字であるOが表示されていたものと考えられます。』


なるほどね。

「”Over”か...って私そんな力強くないよ!つかまってた時も鎖を引きちぎれなかったし。」


『アンサー。無意識に制御しているのかと、鎖に関しても内心引きちぎる気がなかったからだと推測します。ステータスというものはその者が出せる最大出力値を指します。制御することで出す力を抑えることは可能です。』


「へー。そうなんだ。」

言われてみればそうかもしれない。

あの時は別に生きたいと思わなかった。


まだまだ聞きたいことはあるけれど、重要なことは聞いた。

けど活動するのは明日からかな。

後方の大火事のせいで結構離れたここも昼のように明るいけど実際時間は真夜中だ。

本当は宿に泊まりたいがこんな時間に行けば火事との関連を疑われてしまいそうだ。


「この辺でいいかしら」

私は館がある場所からかなり離れた、気によじ登り目を閉じた。

あの冷たい地下牢の床に比べたら木の上で寝ることなんて気にならない。



次の日、私は自動人形(オートマタ)の案内の元、冒険者ギルドに向かった。


ギルドの中はにぎわっており、強面の男たちが朝っぱらから酒を飲んでいた。

「あそこか。」


新規登録と書かれた受付に私は足を運んだ。


「少しいいかしら。新規登録したいのだけれど。」


受付嬢は少し目を見開いて、少し困った顔をした。

まさかバレた?

奴隷生活のせいで体は痩せた上に髪はぼさぼさ、服は地味な平民が着るような服と防具を装備した。

以前の自分とは似ても似つかない姿のはずだ。


「あなたのような小さな子が、こんな危ないことをするものではないわ。」


あ、ちがった。年齢のせいだった。自分が6歳だってことを完全に忘れていた。


「でも、登録に年齢制限はないはずですわよね?」

「そうですけど...」

「心配ありませんわ。私、こう見えても結構つよいので。」


受付嬢はうつむく。


「おい、餓鬼がギルドにきてるぞ!冒険者もなめられたものだな。」


後ろを見ると酔っぱらったおっさんがこちらに近づいてきていた。

私はにらみつける。


「あぁあん?なんだこいつ、大人に対する礼儀ってもんがなってないようだな!」


おっさんは近くによると顔を近づける。

酒くさっ。

「酒臭いので近づかないでもらえます?」


「ドルトさん!その子はまだ子供ですよ!あなたも、謝りなさい!」

「てめぇは黙ってろ!こいつみたいなクソガキには教育が必要なんだよ!」


おっさんは私に向かってこぶしを振り下ろした。


だが遅い。

私はそのこぶしを避け、相手の威力を利用して投げ飛ばした。


おっさんは面白いほど飛んでいき、ギルドの壁に激突した。

「てめぇ何をした!もう許さねぇぞ!お前らもこのクソガキを殺せ。」


おっさんは武器を構えて仲間にも声をかけた。


「武器を抜きましたわね。腕の一本は覚悟くださいまし!」


私も剣を抜く。


「はぁ~い。そこまでよぉ~ん!これはどういう状況かしらぁ~ん?ま、大体想像はつくけれど。」


ギルドの奥からムッキムキのオカマが出てきた。


「ギルドマスター!!」

受付嬢が言った言葉に耳を疑う。


このオカマがこのギルドの最高責任者だって?!

どうなってんだこのギルド。


「ドルトォ~?今度問題を起こしたらギルドを追放するって言ったわよねぇ~?」

「お、俺は悪くねぇ!このクソガキがこの俺になめた態度取るから」


何言ってんだこいつ。絡んできたのはこいつだろ。

だがこんな言葉に騙されるギルドマスターではないらしい。


「でも、問題は問題よねぇ~?」

「うるせぇ!俺は悪くねぇ!」


おっさんはギルドマスターに切りかかった。


あのオカマ、武器を持ってない!

私はオカマとおっさんの間に入り、おっさんの手首を切り飛ばした。


「ぐあああぁああ!」

おっさんがその場に倒れこむ。


「あら、ありがと!でもね?」

オカマはにっこりと笑いながら別方向から来たおっさんの仲間の腕を切り飛ばした。


手刀で。


「あたしは武器なんていらないのよぉ~ん。」


その切り口はまるで刃物で切ったかのようにきれいなものだった。

それを見たほかのおっさんの仲間は武器を捨てた。


「お、お強いんですのね」 

私は苦笑いすることしかできなかった。

読んでくれてありがとう。


主人公の口調が安定しない。

キャラの使い分けが難しいね。


ギルド登録の時に絡まれるとかいうテンプレやりました!

ギルマスがオカマとかあるあるだよね。

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