転移後の自宅周り
プロローグからちょっと時間経過したぐらいです。
あ、あと連続投稿になるかなw
異世界転移先:自宅周囲にて 時刻:東昇
「うわ~物の見事に・・・外壁ボロボロ。
何故か自室周辺だけは全く問題無しとは・・・
それを気にしても仕方ないな。
さてと意識を周りに・・・」
だが、始めようとした矢先に、やる気のそがれる心理状態に陥ってしまう。
「ただ周りの景色がな・・・森林でも荒野でも無い、疎らに岩や木が有る。
草も斑にしか生えていない剥き出しの地面、緑の木々はある・・・
身を隠せそうな岩もそれなりに有る。でもなぁ~・・・」
思わず「ハァ~」とため息が出てしまう。
「自宅建物以外の建物が、影も形も見えないって・・・どれだけの辺境なんだ?」
「だけど気を取り直して、訓練ぐらいはしないとな。
鼻と耳に感覚を集中して、匂いと音を出来る限り遠くまで感じる。
それで行けるとは思うんだよな・・・聴覚強化と嗅覚強化・・・
後は気配察知も併用するとして。」
「座禅の座り方でまずは、集中してやってみるか。」
異世界転移先:自宅周囲にて 時刻:東昇 約3日後
「うーん、この周り食物がこれほど少ないとは・・・
水の入手も時間を測れないから何とも言えないけど、
川に行くまでの体感、2時間ぐらいは歩かないと行けないのがツライな・・・
動物も鳥と狼っぽい何かの2種類ぐらいしかいないしな。
空気も向こうと違って澄んでるせいか、遠くまでよく見えるから助かるけど・・・
よく見えるせいで目が痛い!」
「おwそろそろ肉焼けてきたかなw
運良く鳥を確保できたのは、運が良かったなw
問題は調味料など一切無しの素焼きって事なんだよな・・・
あぁ~塩味でも良いから、塩が欲しい・・・」
それから食事を終えて、拠点とした元自宅内で 時刻:南天
「・・・それにしても馬鹿族と遭遇した時のことも、
考えていかないとな・・・
自分達の言動の方が、正しいって考え方しているからな・・・
遭遇したら確実に俺の財布を狙ってくるのは目に見えている。
犯罪者として対処しても問題は無いだろうし。
金目当てで接近してきたら、斧系で頭をかちわ・・・
いや、直接首に行った方がイイかもな・・・
・・・待てよ?母親の方は拘束して、妹も拘束した上で、
母親の目の前で・・・
・・・の方がイイかもなwww
そうすれば絶望を感じさせることもできるだろうし。」
「まあ、ともかく馬鹿族に見つからないと言うか、
遭遇しないように生活基盤作らないとな・・・
あとは元自宅周りの地形の完全把握!」
「だが、今思い出してもムカつく馬鹿共だわ。
奴らの存在を分子・・・いや原子レベルで消さないと収まりそうにないな。
『ディスインティグレイト』の魔法が、
この世界に存在しているかも確かめないとな・・・
人のやる事成す事、文句を言い、嘘つき呼ばわりし、否定する・・・
とにかく今は力と経験を蓄えることに専念だな。」
「何時までも、この土地に居られる訳ではないしな・・・
どこか方角を決めて、そっちらに向かって旅してみるか。
それで行き止まったら、右か左に行けばいいんだしな。
明日に備えて、あまり持って行く物も無いが準備しておくか。」
「まずは南に向かって進んでみるか!」
~~そして刻は過ぎ、冒険者の資格を得る事が出来たのだが・・・約2年後~~
「ちきしょう!何でこうも、あの馬鹿共に見つかるんだ!?
装備品や荷物は、もう此方の品物ばかりなのに・・・
魔法や呪いのようなモノが掛けられた痕跡もない。
それらしい力の宿った物も高価だから持ってない。
どうにかして、逃げ切らないと検証すらできん!」
こうして、馬鹿族からの身隠し旅が続くのであった。
主人公ステータス
種族:人間
職業:商人LV1 物語を紡者 探索者LV1 冒険者LV1
技能:相互言語理解LVー 交渉LV1 物書きLV1 料理LV1
気配遮断LV2 気配察知LV2 薬草学LV2
嗅覚強化LV1 聴覚強化LV1 聞き耳LV2 薬品作成LV1
」
次のお話は短編で書いた物の少量の加筆と修正加えたものです。
後半の方で 約2年後となっておりますが、
連投する方の文章内に「1年間見つからず・・・」とあるのですが、
約2年後というのは、『最初の1年は見つからずに過ごせたが次の1年で見つかってしまい・・・』
というう、意味になります。