1.プロローグ
この小説は作者が初めて書く物なので暖かい目で見てください。
投稿ペースの方は週1を目標にしていきますのでよろしくお願いします。
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⒈プロローグ
三浦隼人はいたって平凡な高校生だった。成績が特に優秀なわけでもなく、かといって運動がずば抜けてできるわけでも無い。
探せば何処にでもいそうな高校生だ。いや…何処にでもいるはずの高校生のはずだった…。あの日までは…
「今日も学校疲れたな〜…。帰りにコンビニでなんか買っていこーっと。」
勉強の疲れを癒やすにはやっぱり甘いものだよな〜と思いながら、買い物をしようと店の方向へ歩き出すと向こうの交差点を猛スピードで走るトラックを見つけた。
「おいおいあんなスピードで曲がってたら事故起こすぞ…。」
危ないなぁと思いながらも視線を逸らした次の瞬間トラックが歩道に乗り上げ隼人のいる方向に向かってきた。
「はあああッッッ!? なんでこっちにッ!?」
そう思った瞬間隼人の身体は激しく地面に打ち付けられていた。
隼人は薄れゆく意識の中で自分の短い人生を思い出しながら、呟いた。
「ま…じかよ…、これ…助から無いでしょ…マジかよ…まだ色々やりたい事…有ったのに…。」
最後の力を振り絞ってその言葉を発した隼人の意識は深く深く沈んでいった…。