表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見えるもの 聞こえるもの  作者: 雲母坂
4/4

眼の意味

死部本部の玄関の前に立っている。また昨日と同じ

シチュエーションだ。

たしか昨日は来なくていいといわれたはずだ。だが

来たかった。いや、来ないとダメな気がした。

「おーい」

また声が聞こえた。 昨日と同じ

声が横に並んだ。 昨日と同じ

「今日はぁ来なくていいって言ったのになぁ?」

「まぁ献身的で結構!」

「ありがとうございます」

頭を下げた。

なんか話を変えたい。そう思う出だしだ。

白は自分から話を切り出した。

「そういえば昨日のの炎狼ってランク2ぐらいですか?」

「まぁそうだねぇ、ランク2ともなるとぉ1人でやるのが面倒くさくなるんだけどねぇ。昨日は早くかたずいたねぇ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ランク:幻獣の危険度を表す数字

基本的には1から5までで表す。

1:一般の大人が、軽〜重度の怪我を負うほど

2:一般の大人の数人の命の危険性が出てくるほど

3:一般の大人が瞬殺されてしまうほど

4:小規模の村が半壊するほど

5:大規模な街が半壊するほど


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「そういえばぁ白君ってなんで死部……いや一部に入ろうと思ったの?」


「この眼を持つ意味が欲しかったからです」


「この眼は悪魔だ、簡単に人を……命を消してしまう。だから、どうせ消してしまう命ならみんなから求められていない命を消したかった。そんな感じです。」

「そうかぁ……まぁ人それぞれだからねぇ」


「まぁ、それは置いといてぇ、確か今日は幻獣の群れを狩るみたいなのしかなかったはずなんだよなぁ。しかも、ランク2だしぃ。つまんねぇ」

「今日はぁ眼をできるだけ使わずに狩ってくれるかなぁ?」

「あ、はい。わかりました」

「まぁ玄関の前で話すのもなんだしぃ、中に入ろうかぁ」

鬼天寺がエレベーターに入る。

それに続いて白もエレベーターに入る。


着いた


ドアが開くとそこにはごく普通のオフィスの様なものがあった。

「それじゃぁ今日はベビードラゴンの集団討伐かな?」

「はい」

「じゃぁ行こうかぁ」

鬼天寺がフリスタに乗り込む。

白も続く。

「あとぉ白君今日は龍滅眼禁止ねぇ」

「え!?なんでですか?」

「んーとぉ、素での戦闘能力も見たいしねぇ」

「わかりました」

ドアが開くとそこは前の草原とは似ても似つかない、高野だった。

「あの集団がベビードラゴンの集団ですか」

「うん。1匹1匹は大したことないけどぉ、集団でかかってくるとやっかいだから、気おつけてねぇ。それじゃぁ僕は援護にまわるよぉ」


前方150m程先に人形のドラゴンの大軍が見える。

その群れに白は走って行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ