表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見えるもの 聞こえるもの  作者: 雲母坂
2/4

死部入部

「そこの人ーありがとねぇー。それでは。」

急に壇上の男の声色が変わった。さっきまではふざけてたような声だったのだが、急に硬い声になった。

「新死部員を発表する」

白以外の全員が息を呑む。白も死部に入るということがどれだけ重要なことか察した。

「今回の死部入部者は1人だ」


ミカドハク

「846番 帝 白」


その場にいる者全てが一点に目を向けた。

ある者は視線が急に鋭くなり、ある者は軽蔑したような目で白を見つめた、そしてある者は視線に敵意をさらした。


少しの沈黙が続いた


「なんだよ」

白が言った


また沈黙が続いた


その沈黙を無くそうとするかのように壇上の男が言った

「おめでとう。新しい滅龍眼の持ち主、帝 白」

「これで新入生歓迎会はおわりだぁ。みんなの一部での活躍を祈っているよぉ」


「解散!!!」

その言葉と同時に全員がゾロゾロとグラウンドのような広場から出ていった

白も同じ様に出ていこうとしたその時、壇上に乗っていた男が喋りかけてきた。

「ちょっとちょっと君は死部に行くんだからぁ

みんなと一緒にでていってもらっちゃぁ

困るよぉ」


「はい」


「それじゃぁ、明日から任務だからねー」

「ちなみに幻獣討伐だよーぅ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やっとだ。やっと死部に」

拳を握りしめながら言った

「これでこの眼を持つ意味がやっと……やっと!!」

自宅のベットの上で寝転がりながら明日のことを考える白の眼には独特な紋様が浮かんでいた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ