オマケ:宝クジの必要性
テラ銭と言う言葉がある。ギャンブルをする時に主催者に支払うお金である。
元々、信者を集めるために寺がギャンブルを開催したから、テラ銭と言うとか言わないとか。
さて、そんなテラ銭。競馬ではおよそ25%だそうです。つまり、競馬場の運営費や馬主、騎手の賞金などにその25%が使われて、残りの75%を当たり馬券の配当に使われます。
このテラ銭が宝クジだと…およそ52%となります。これはかなりの金額です。
分かりやすく説明すると、ある30人のクラスに担任の先生が「1人1万円出せ」と、30人から1万円を徴収。
30万円を集めたらクジを作ってクラスで行います。当選は1人。賞金は15万円。
当選した生徒は1万円が15万円になって得をしますが、残りの29人の生徒は1万円を損失。
賞金にしなかった残りの15万円を先生がテラ銭として懐に。
…テラ銭が50%だと、これだけ理不尽な事になります。そして宝クジのテラ銭は50%以上。凄いですね!知らずに宝クジを購入してる人が多いのでは?
これだけ聞くと宝クジは本当に酷いギャンブルだと思うかも知れません。まあ、確かに酷いのですが。
でも宝クジは世の中に必要です。無ければ無いで問題も出ますから。
まず、全国にある宝クジ売り場のショバ代にしろ人件費。売り出す宝クジの製造、管理とお金が必要になります。
そして何と言っても広告費。売れば売るほどに儲かるのだからTVCMを始め、いたるところで広告を目にします。
「宝クジ」というボッタクリのテラ銭でありながらも、このお金の流動がある事が経済の活性化に役立ってます。
売り上げのお金も社会の為に使われます。どこぞの公共事業に使われれば、建設会社にそのお金が流れますからね。
お金の流動を促すと言う、宝クジには社会に貢献している面があるのです。ギャンブルはしないけど宝クジは買うって人もいるぐらいですから。
宝クジと関わって一番儲かるのは?と、聞かれたら高額当選者と答える人が多いと思いますが、実際には広告主の減少で火の車のテレビ局などが、一番恩恵を受けているのかも知れません。
競馬と違って当選しても税金が発生しない宝クジ。本当に運だけが頼りなのが公平さだと、競馬よりも好む人がいるのが宝クジを支えているのかもと、考察してます。
そうは言ってもテラ銭高くて購入に踏み止まるって人は、1人で購入せずに家族で購入がオススメです。
買った宝クジが当選したら何を買おうかと、取らぬ狸の皮算用を家族でするって楽しみ方もあります。
ただ金額のみにとらわれず、購入した宝クジで楽しむのも夢があってイイかも知れません。




