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幻殺少女  作者: 雪水湧多
19/29

修学旅行 1日目

揺れる。揺れる。

体が左右に揺れる。

どうしてだろう?このシートに座ってゆっくりしていることがこんなにも心地よいものとは。

日頃どれだけうるさいのか、今は清々しい。

そう、今は修学旅行中。

京都に行くため、田舎から新幹線に乗っている。

約二時間で着くらしい。

二泊三日。修学旅行としてやっぱり短いなと思えてしまうが予算の都合上無理。と担任の先生が口走ったときは流石にイラっときたけど、この清々しい気持ちと引き換えというなら僕は迷わず我慢する。


とりあえず大雑把な内容としては


1日目

出発

到着

お昼 (バスの中で)

コース見学

ホテル


2日目

起床

朝食 (バイキング)

クラス別研修

座禅 (妙心寺)

夕食

ホテル


3日目

2日目と朝食まで同じ

班別研修 (タクシーに乗って)

京都駅

新幹線乗車

田舎の駅

市役所

解散


という感じだ。とりあえず落ち着けている。

でも、僕はぼっちだ。同じ班のメンバーも一応知っている人達。これがきっかけでぼっちを卒業できればいいが...まぁそううまくいかないだろう。

このまま、何も起きないといいなぁ。

そう願う。



コース見学が始まった。

コース見学はバスに乗って各地を回る。

コース見学は京都では無く、奈良を回る。

初めは

東大寺。

ここでは、奈良公園にいる鹿に餌、まぁ鹿せんべいなのだけれど。人間が食べられないというわけでは無いらしく、少しかじってみる。

……。

…。

案の定まずい。

僕「こんなものを鹿は食べているのか⁈」

思わず口に出してしまった。

「本当に食ったのかよw」

「まずいのは当たり前だろ?」

僕はみんなから嫌われてるわけでは無いのか?

とりあえず

僕「だって、食えないわけじゃ無いんだろ?」

「そうだけどさ」

「まさか食うとはね」

今会話しているのは

班で食事係担当、音田康次おとだこうじ

もう一人は保険係担当、志水和樹しみずかずき

この二人とは少し縁がある。

音田の方は昔僕の近所の子だった。

志水の方はよく行く食品等も売っているドラッグストアお店の近くに住んでいて、実は何度か顔を合わせているかもしれない人だ。

思えば、こうして友達?といる方が案外楽しいのかもしれない。

この後、クラスの写真撮影をし盧舎那仏を見た。

その際、お土産を見たがめぼしいものもなく。

とりあえずおみくじをした。中吉だった。音田と清水は大吉。

僕「おい、なんで僕だけ中吉なんだ?」

音田「知らね、日ごろの行いでも悪いんじゃないか?」

清水「そうそう、いっつも読書してるから現実の女の子に目を向けろってことだろ?」

僕「読書の何が悪い」

志水「悪くはないよ?でもな、二次元よりも…」

音田「お前人のこと言える立場かよ」

志水「うるへー」

おみくじ一つでもここまで会話することができるのかと、何度目かの修学旅行で初めてまともなことを学んだ気がした。


次は

興福寺国宝館

ここにはかの有名な阿修羅や木造千手観世音菩薩などが展示されている。

阿修羅の前で止まっている女の子がいた。その子は不思議と、どこかで会ったことのあるような、その子に何かされたような気がしたが、気の所為だと思う。ちなみに、いちごに少し似ている。更に眼鏡をかけている。

音田が菩薩や仏像が好きなようで僕に色々説明してくれていたがよくわからなかった。

志水とは千手観世音菩薩の手に持っているもので何か面白いものがないか探していた。

志水「なんか、かっこいいものか、エロいもんもってないかなー」

僕「エロいものは知らんが、弓とか剣。あとは髑髏の杖かなにかを持ってるな」

志水「よく見えるな、目悪いからわかんね」

僕「だから、前に見たときは眼鏡をしていたのか」

音田「でも、エロいものならみえるだろ?」

志水「当たり前よ」

その後、移動しながらバスの車内で昼食。正直に言えばあまり美味しくなかった。一応言うと、大きなカツの入った弁当だった。でも、修学旅行なんてこれくらいが丁度いい。

それ以降

薬師寺、法隆寺と行ったがこれと言って面白いことはなかった。

夕食

京都市内の煮込みうどん?のお店だった。

もちろん、修学旅行の夕食はどんちゃん騒ぎ。

ふざけまわって先生に注意されている奴もいれば、なぜが店員さんとツーショット写真を撮る奴もいた。煮込みうどん味は最高に美味しい。その他の野菜にもどんどん手が出て行き五人班で一つの鍋を囲んだが直ぐに無くなった。

その際、みんなで乾杯をした。

僕「お疲れ〜」

音田「お疲れ〜」

志水「カツカレー」

「もつカレー」

「野菜カレー」

僕「どうしてそうなった」

志水「えっ、何度なく?」

僕「まぁいいか、食べよう食べよう」

もつカレーって言ったのは、齋藤卓人さいとうたくと

学習係だ

野菜カレーって言ったのは、神凪凌かんなぎりょう

同じく学習係。

...じゃあ班長は?誰か?

ジャンケンで負けだ僕だ。

どうしてここで運が悪くなるのだろう?

どうあがいても無駄なので、修学旅行を楽しむとした。

音田「おい~和希~そんなうどんとるなよ共有なんだから」

志水「うるへー、こちとら腹が減って死にそうなんだよ」

僕「みんなそうだろ」

斎藤「そうだそうだー」

神凪「そ、そうだー」

音田「ってことで、あとは和希を除いたみんなで食うぞー」

斎藤「よっしゃ、食べるぞ凌くん」

神凪「う、うん」

志水「凌くん、無理してない?」

神凪「大丈夫」

僕「頼みの綱が切れたな」

音田「だな」

志水「凌くん―――――」



ホテル

五人班は二人と三人に分けられる。

僕は神凪で二人。

音田、志水、齋藤で三人。

これは部屋の振り分けだ。

ちなみにここは五階の562号室。ここは一般客も来ているためあまり騒ぐことはできない。

とりあえず部屋に備え付けのお風呂に入る。

さっさと出て着替えて時計を確認。

班長なので22時に班長会議たるものがありそれに出なければならない。会議といっても実行委員の反省と明日の注意事項。今日あった事件等だ。事件に関しては些細なことしかなかった。

そこで、あの阿修羅の前にいた女の子を見つけた。どこかで会ったことあると思えば実行委員の子だった。話しかけるわけにもいかないだろうと割り切り、部屋に戻り。班員を集めて明日の注意事項を話した。



神凪と雑学について、夜話し合っていた。

なんだかんだで気が合った。

神凪は学年一位の天才だ。そんな子と雑学について話せるなんて滅多にない。話し合っているうちに神凪の頭の良さについてになっていた。本人は謙遜しているが、本当に頭が良い。僕と比べるのも尺だけど。神凪は二週間、一度覚えたことは忘れないらしい覚えるスピードも人より早く、僕からすると羨ましい限りだ。

ちなみに僕は、トリ頭じゃないが三十分しか、一度覚えたことを忘れない。物事を覚えるにも最高でも3分しかもあまり量を覚えられない。しかも覚えられない時は何時間かけても覚えられない。

天才と凡人以下を感じられた良い機会となった。

僕「これが、これが才能か…」

凌「あはは…でも自分ではよく思ってないよ。それに、僕に班長なんてできないし」

僕「無理やりやらされてるだけだよ」

凌「それでも、できてる。そうじゃなきゃこんなに楽しくないよ。だって過去一番楽しいよ」

僕「そ、そうか…」

これは誇っていいものかと悩む。けど、せっかく学年一位が認めてくれたのだから素直に誇るかな。





ガサゴソ

ガサゴソ

ジーーー

「ぷは!どうして私に気づかなかったのでしょうか?まさか、私を焦らしているでしょうか?なら、それに答えなきゃですね」

こんばんは

今回は長いためこの一話だけにさせていただきます。

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