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EP2-回想と星奈との協力-

ーーあれは、十年前の出来事だ……ーー

俺が八歳の頃だ……。家族は4人、俺を含めて。二十八歳の父、当時は、カメラマンをしていた。二十七歳の母、ジャーナリスト。六歳の妹……。

 夜でいつも通りの家……でも、今回は違った。一階のリビングから、ごそごそと物音が聞こえてきたのだ。寝室は、二階なのだが、良く聞こえるほどだ。

父と母は、様子を見に一階へと降り、リビングへと向かった。短髪の男が、リビングを荒らしていた。

「誰だ!あんたは!」

父は、言い放つ。

「……」

男は、答えない。

 その代わりにポケットから、折りたたみナイフを取り出すと、父の腹に突き立てた……そして、何度も。

「……!い、嫌……やめて!」

母は、叫んだ。

その時だった。

「ママ、どうしたの?」

月火つきひ!……ダメ、逃げて!」

どうしたと問う、幼き六歳の一女に、母は逃げてと言う。

「……うるせんだよ、黙れ!」男は、泣き叫ぶ妹、そして警察を呼ぼうと電話、住所と強盗であると伝えた辺りで、男がナイフを突き立てた、父と同じく何度も……。妹は、泣き叫び逃げようとするが、恐怖で動けず泣くしかない。

「黙れ!ガキが!」

男は、妹を口封じでナイフを何度も突き立てた。

「よくも……妹を!」

俺は、妹の亡骸を見て男を睨む。

「まだ、ガキが残ってたか……でも、お暇するよ、あばよガキ!」

 ウウウ…とパトカーのサイレン音に慌てて男は逃走、警察が家に突入した頃には、変わり果てた姿の男女、そして幼い女の子が倒れ、男の子が泣いていた。

 俺は、警察の人に保護された。


ーー


「……もうすぐ命日なんだ……。俺は、犯人の名前も、顔もあの時、見たり、警察の人に聞いた。でも、捕まらないんだ……今まで」

「つらかったね……でも、私も明日くんと、犯人見つけるわ……絶対に」

「星奈……ごめん、君を巻き込む訳には行かない……でも、お願いするよ。君は、俺の支えだから……一緒に乗り越えられる気がするから……」

「うん!明日くんと私なら、きっと……」

 俺の十年前の出来事が過ぎ、色の無い世界が始まった。で、もある出会いから星奈という存在は、特別な人になった。

 色が戻りつつある俺に、また危機が訪れよえとは、今の俺には、まだ知らない。

 こんにちは、紅坂くれさか あおいです。

 今回は、第3話、EP2(エピソードツー)回想と星奈との協力となります。

 この話は、星奈せいなに家族を聞かれ、十年前に強盗に家族を殺された事を話す。

そして、もうすぐ命日……。

いよいよ、本作も主人公の過去かま明かされました。

 次回ですが、充実した日々の歯車が狂いだす……そんな話を、今編集しております。

 そして、読者の皆様、読んで頂きありがとうございます。

 次回をお楽しみに!

 では、また次回にお会いしましょう!

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