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7話

「あなたは死にました。」


「ですが今一度チャンスを差し上げましょう。」


「目が覚めるとあなたの目の前に洞窟があります。その一番奥までたどり着くことができれば、あなたの望みを何でも叶えて差し上げましょう。」


「さぁ、目覚めなさい。」







気が付けばまた最初の島だった。



どうやら今度は炎に焼かれて死んだようだ。



死ぬのも2度目となると、最初よりは落ち着いていれるようだ。

あくまで最初と比べると、だが。





一旦落ち着いて、これまでの事について考えてみる。



先ずは、最初に死んだときも考えたが、この生き返る現象についてだ。


洞窟の中で死んで、そして生き返るのはこれで2回目。

つまり生き返れるのは一回こっきりではないことは分かった。

…だがそれだけだ。

次も生き返れる確証はない。



蘇生回数が決まっている。初見の相手のみ生き返れる。1階層に1回だけ生き返れる。等々。



他にも色々可能性はある。

可能性がある以上、次も生き返れるとは思わないようにした方がいいな。

生き返れると思い無茶をして、死んでしまって生き返れません。じゃあどうにもならない。



…この件に関しては保留だな。

できるだけ注意して行動するようにしよう。



次に、あの蝋燭について。


おそらくあれは一階にいた骸骨と同じなんだろう。

侵入者を襲う魔物だ。


この洞窟には松明等の灯りは一切無い。

先に進めばもしかすればあるかもしれないが、少なくとも今まで進んだ道の中にはなかった。

つまりあの魔物は、蝋燭に擬態して侵入者を待っていたんだろう。

気づかずに背中を見せた相手に後ろから火の玉をぶつける。

そうして俺はやられたわけだ。


…蝋燭があったのは通路の突き当たりだ。

行く必要がない場所であろうし、次はスルーしよう。


骸骨と違って蝋燭が動くところを見たわけではないからあくまで推測だし、対処法が分からないからな。



次に、今の自分の状態と島の状態について。


自分の状態は骸骨にやられた時と同様、火傷の跡や怪我の跡は一切ない。

そして手に持っていたはずの木の棒と剣はなくなっている。



炎に焼かれたので木の棒は一緒に焼けてしまい、そして剣も死んだ瞬間に手を放したのかもしれない。


まあ、死んでも生き返る謎の洞窟だ。

もしかしたら、生き返る時には持ち物が無くなるという可能性もあるかもしれない。



そして島の状態だが、一か所だけおかしなところがある。


さっき洞窟に入る前に木の枝を一本折って持って行った。

しかし今目の前に見える木には折れた場所なんてない。

この島に来て最初に見たままの姿で立っている。



考えられる可能性としては、洞窟に入れば木が復活する。又は死んだら復活もしくは島の状態もリセットされる。


ちょっと検証してみよう。

前回折った枝と同じ枝を折る。

しばらく様子を見てみるが何も様子は変わらない。

自動で回復したりはさすがにないか。


次に一旦洞窟内に入ってみる。

坂道を進み、平坦な道になったところで引き返し島に戻る。

木の枝は折れた状態のままだった。



なるほど。ということは洞窟内で死んで生き返ったときに木も再生又はリセットされるということだな。



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