2話
さて、現状の確認はこんなところか。
おそらく他にできることはないだろうし、このままじっとしていてもしょうがない。
意を決して洞窟のへ入ってみることにした。
洞窟の中は思ったより暗くはなく、むしろ不自然に明るいと思えるぐらいだった。
松明や明かりがあるわけでもないのに、外の日が当たらないところまで進んでも全く暗くない。
ゲームとかである、魔法的要素とかだろうか?
現在の自分の状況を考えると、そんなものがあってもおかしくはない。
洞窟は入り口からなだらかな下り坂になっており真っ直ぐ続いている。
…明らかに外から見た大きさや形と違う気がするが、これも何か魔法的要素なんだろう。
しばらく歩くと下り坂から平坦な道になった。
道幅は4mくらいで回りはごつごつした岩でできている。
そこから少し歩くとT字路に着いた。
右を向くと、少し歩いた先に左へ曲がる道へと続いている。
逆に左は、少し歩いた先に右へ曲がる道が続いている。
右に行くか、左に行くか…。
どちらに進むか考えていると、右側の通路からカシャンカシャンと音が聞こえてきた。
音はだんだんこちらへと近づいてくる。
警戒しながら音の主を待ってみる。
やがて音の主が通路の角から姿を見せる。
…骨だ。
骸骨が右手に剣のようなものを持っている。
所謂よくゲームとかで出てくるスケルトンの魔物だ。
「っっつ!!」
声にならない声が出る。
骸骨がこちらに気付いた!
足ががくがく震えだす。
動悸も激しくなり、体中から嫌な汗が噴き出る。
こっちの心情を察してか、骸骨はニヤリと笑った気がした。
ヤバイッ! そう思い振り返って走り出そうとするも、足がもつれその場に転んでしまう。
振り返るとそこには、手に持った剣を振り上げた骸骨の姿。
「うわぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
振り下ろされた剣は、おそらく骸骨の狙い通り頭へと吸い込まれ…、
…俺は、死んだ。




