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胡蝶の夢  作者: @ちゃな猫
はじめに
1/2

*国語のお勉強とプロローグ*

*国語のお勉強

【胡蝶の夢】(コチョウノユメ)(故事成語)

→①夢と現実との境が判然としないたとえ。②この世の生のはかなないことのたとえ。



*プロローグ

ふと、まんまるの月を見上げる。

漆黒の闇につつまれて、ただぽっかりと浮かぶ、満月。

はるか下の方を見ると、きらきら、ちらちら、無数にひしめくはなやかな街の明かり、そして人と車のざわめき。

つい、頬が緩む。

なにをしているのか、この人間たちは。

この大きな月の下では、お前たちの作るモノなど、なんの意味がある?

しょせん、ここから離れられない儚い人間たちよ―――。


そっと、地をける。

膝を曲げ、腕をやわらかく使い、闇夜へと飛び立つ。

私の身体はぎゅうと縮み、腕は羽根となり、そして、私は一羽の鳥になる。


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