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ENDER  作者: 147
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古の時代、神々は世界を創造した。

彼らは無限の力を持ち、大地に命を吹き込み、空に星を散らし、海に流れを与えた。

しかし、神々は「永遠」を持っていたゆえに、終わりを知らなかった。

創造は続き、終わりなき繁栄が世界を覆った。

それは、退屈を生み、停滞を生み、腐敗を生んだ。

ある日、神々のうち最も古き者──起源の神と呼ばれる存在──が、初めて「終わり」を望んだ。

それは、永遠の苦痛からの解放であり、世界への慈悲でもあった。

神は自らを解体し、自身の身体を七つの断片に分かち、世界に投げ入れた。

心臓、脳、目、耳、血、骨、爪──これらが「終焉の断片」となった。

断片は地上に降り注ぎ、触れた者に神の力の一部を宿した。

それは、再生、予知、真実視認、遠聴、治癒、防御、直感──神の遺産として、一見は祝福のように見えた。

しかし、神の最後の意志は「終わりを完遂せよ」というものだった。

断片は、宿主に「終わらせる」宿命を与え、深く関わった対象(人、物、記憶、感情)を必ず崩壊させる呪いを刻んだ。

起源の神の言葉は、伝説として残る。

「我は永遠を終わらせた。汝らもまた、終わらせよ。

愛せば終わる。守れば終わる。生き延びれば終わる。

終わりなき世界に、終わりを与えよ。」

こうして、エンダーの呪いは生まれた。

呪いは死によって解消されず、次の触れた者に移る。

神の断片は世界に散らばり続け、継承者を生み出し続ける。

それは、神が望んだ「完全な終焉」のための、永遠の輪廻である。


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