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やがて平和が訪れるまで  作者: 鶯遷 烏鷺
本部の裏側
12/16

もう1人(?)の仲間

「さっきから若干見覚えあるなと思ったら、お前251455番か!」

 混血の男が声を荒げて云った。宗輔が帰って来る3分ほど前、の出来事である。

「今更かよ………まぁただ良かったぜ、忘れ去られてなかったみたいで、251454番。」

 何気ない談笑が場を包む、任務中ながらも、友との再会はなんとも言えないような気持ちが込み上げてくる。  

 そして時は過ぎ、地下通路に着き今に至る。

「なんでお前がここにいるんだよ。」

僕は呆れながら、威嚇をしている混血に事情を話し、対話が可能だと分からせる事に成功した。


8:50

合流


 これまでの調査で発覚した事実を共有し、3人がとある資料を囲う形で座り、場はまもなく緊張に包まれた。宗輔が発見したそれはとある奴隷の日記であるが、どうもその内容が少し気掛かりだったようだ。

 「[アウシュ・バーンカイド]という海外では有名な建築家が手掛けたというこの宮殿に関するありとあらゆる情報が日付を重なると共により細かく書かれている。

 僕らにとって都合が良すぎるこの日記だが、この情報は、彼らが企む計画の為のものと明らかとなった。[バーンカイド宮殿爆破計画]それが彼らが企む一世一代の大惨事一号である。というのが今までで分かった事の経緯だ。」

「だったらもう一層の事、コイツらと協力したらどうだ、利害も一致してそうだし。」

「いや、それはダメだ。」

 僕の言葉に251454番は間髪入れず反論する。

「お前が脱獄した後の出来事だから、そういう意見になるかものしれないが、この計画を企てたやつは前にも同じような爆破計画で奴隷落ちした魔族だ。そんな奴信用できるか。」

「よくそんな情報知ってんな。」

「まぁ一応これでも5年は入ってたからな。」

(5年、想像するだけで吐きそうになる。改めて、こいつの凄さが分かる……かも知れない。)

 その後も情報交換は行われたが、別に目立った情報はなく、僕たちは通気口の奥深く、閣議室に行くことにした。



 


 

 

後の情報交換で決まった(?)こと。

・混血は以降、瑛太と呼ぶこと。


・情報交換は以後も行っていくこと。


・きのこで一番上手いのはエノキであること。


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