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1-3-1-5 帰郷

 俺たちが村の入り口に近づいていくと、村人たちが集まってきた。

 男の村人たちのほぼ全員がサングラスをかけている。その1人がザイドに向かって石を投げて、ゲラゲラと下品に笑った。


「おい!嘘つきザイド!何しに帰ってきたんだい!財宝はちゃんと見つかったのかい?」


 ザイドがいかにも不機嫌そうに石をかわしながら答えた。


「ちっ!うるせぇな。ファイサル、何も石を投げることはないだろ。俺は、自由なんだよ。帰ってきたい時に帰ってくるさ」


 ファイサルが冷笑しながら言った。


「ザイドは、昔から嘘ばっかりさ。たまたま豊穣祭の日、しかもお前の父さんの命日に帰ってきたっていうのか。ちゃんと墓に挨拶していけよ」


「うるせぇっつってんだろ!ファイサル!俺は、友達を案内してきただけだよ」


 スピカが大真面目にザイドに抗議した。


「私たちがいつから友達になったのよ」


 ザイドが苦笑しながら言った。


「馬鹿やろう。少しくらい俺の顔を立てろよ!やっぱり帰ってくるんじゃなかったぜ。しょっぺぇ村だ。案内は済んだぜ。あばよ。悪魔の角は、順調に育ってるようだしな」


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