1-2-3-15 星間
リオ兄が涙を堪えるように言った。
「コフィ....ありがとう。
でもまず、お前は、アスタロトから力を奪いに行くんだろう?決めたなら、自身の人生にけじめをつけないと。そして、角の力を使いこなせ。ちゃんと自分のものにするんだ。
僕は、待ってるよ。出発するまでには、まだ数年かかるだろうから」
「わかった。約束する。角の力と向き合うよ。アスタロトと決着をつけてくる」
それを聞いて、スピカが場違いに明るく言った。
「私も宇宙に行く!星間旅行なんて、夢みたい!」
いや、それは違うだろう。でも、スピカの明るさにはいつも助けられる。そうだ、僕はこの星でまだやるべきことがある。
「コフィ、スピカ、ありがとう。たった数日なのに、こんなに成長するなんて。
スピカも通過儀礼、しっかり生き抜くんだよ。
僕は、罪人だけど、コフィとスピカのためになることがあるなら、僕は、いつでも味方だよ」
そうして、俺とスピカは、アルマトイ村を出発した。プナが泣きながら見送ってくれた。
アデス村長にリノス村の方角を教えてもらった。その村は、あの山を越えた砂漠の中にある。
「スピカ!コフィのポッケに新しい写真!クフフ!」
「はい、ナミちゃん、ありがとう。
コフィ、写真チェックするわよ。出しなさい。どうせプナの写真が増えてるんでしょう?
ほら!やっぱり!見境ないわね....」
スピカが俺のお尻をペシペシ叩いた。
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