1-2-3-14 家族
「リオ兄、今朝、コフィから聞いたけど、本当に他の星に行ってしまうの?
アデス村長から聞いたリオの背負っているものを知ってから、私ずっと考えていたの。でも、すべてがとても重すぎて....」
出発の準備を整えてから、村の広場でスピカはリオ兄に話しかけた。
リオ兄が思い詰めた顔で答える。
「スピカ、ありがとう。コフィ、何も話さなくて、すまない。スピカもね。これは、僕が背負うべき罪の問題だ。僕は、行かなければならない。決して許されることのない罪の贖罪に少しでもなるなら、僕は何でもするつもりだ。
コフィ、お前には、ずっと申し訳ないことをしてきた。僕は、父親役として失格だ」
俺は、堪らない気持ちが溢れてきてしまう。
「そんなことないよ、リオ兄。
リオ兄がくれた言葉、厳しさ、ローストチキンや毎日の食事、すべてが俺の宝物なんだ。
ずっと、ずっとリオ兄が好きだ。だから、リオ兄と一緒に行きたいんだ。連れて行って!」
リオ兄が首を横に振る。
「コフィ、そんなことはできないよ。僕の罪に君を巻き込むわけにはいかない。
むしろ、コフィ、お前に僕はどれだけ救われてきたか」
「でも、ただリオ兄の力になりたいだけなんだ。
お願い、置いていかないで!俺たちは、家族だろ!
それに俺は、決めたんだ。自分の人生は、自分で作るって!」
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