1-2-3-10 発端
「リオ、また来たんじゃな」
アデス村長が静かに言った。俺の身体は、痺れて動かない。何もできずに話を聞く。
きっとリオ兄は、聞いていて欲しいと、俺に言っているんだ。
黒いローブを着たリオ兄がゆっくりと頷き、落ち着いた声で言った。
「少しでも早く来れば助けられたかもしれない。本当に申し訳ない。
他の村も次々とアスタロトに破壊されています。
僕は、この村のために、罪を償うためになら、何でもするつもりです」
アデス村長が深く呼吸をしてから、リオ兄を見つめた。そして、ゆっくりと頷いた。
「500年、お前が真摯に罪を償い背負う姿を見てきた。それでも、お前が母星を破壊して数十億の命を奪った事実を許すことはできない。
だが、罪を恨んでも人を恨んではならない。お前が我々の生活を助けることに感謝しているよ
それに元々は母星の研究者が、リオをエネルギー源として研究したのが発端じゃったな。
リオは、犠牲者でもある。研究が失敗し大爆発が起きて、母星が消滅した今は、なんとも言えないが」
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