1-2-3-6 襲撃
夕暮れ前、スピカと俺がアルマトイ村の広場を歩いていると、村に爆発音と悲鳴が起きた。
10メートルを超える大きな熊が襲撃して、家々を次々に破壊し始め、村人たちは恐怖にかられて四方八方に散っていった。
スピカが驚きの声を上げた。
「何あれ!?熊って言ってたけど、象より大きいじゃない!こんな大きさ聞いていたのと違う!」
スピカが指を指し、大声で叫んだ。
「コフィ、見て!あの子が危ない!」
指された方向を見ると、プナが一人で巨大な熊に取り残されていた。
「きゃあ!お兄ちゃん、助けて!」
俺たちは、急いでプナのもとへ走り、彼女を抱き上げて熊の猛攻から守った。熊の鋭い爪が空を切る。
「プナ、逃げるんだ!」
だが、熊がすぐにこちらへ向かってきた。狂ったように、舌をだらんと出して、ヨダレを垂れ流している。
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