1-2-2-6 釣果
俺たちは、何も言えなくなって、重い沈黙を過ごす。ずっと手を握ってくれているスピカの手の柔らかさが、沈む心を少し引っ張りあげてくれる。
快晴の下の海風と、大海原の洋々とした景色も、少しだけ心の救いだった。
強い日差しの下で、辛さより、暑さの汗の方が煩わしくなっていった。
長い時間が経つが、魚はなかなか釣れない。太陽が下がってきて、3時間くらい経ったかなと思った時、やっと釣竿に当たりがあった。
「おっ、引っかかった!大きい。でも、うまくいくかな。スピカ、竿を持ってて!」
「えっ、何、何!?どうしたらいいの?」
俺は、岸に釣り寄せられた魚に、短剣でトドメを刺す。
そうして、俺たちは一緒に大きなサバに似た魚を釣り上げる。
「すっごい!こんなに大きな魚が釣れるなんて!でも、私、魚をどうしていいか、わからないわ。コフィ、できるの?」
俺は、魚が釣れたのが嬉しくてつい笑顔になった。
「できるさ!まかせて」
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