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1-2-1-13 興奮

 バッグの中で卵の「ナミ」が、またスピカに告げ口をした。


「コフィ、興奮!コフィ、興奮!ポッケにまた写真!コフィの秘密、私、知ってる!クフフフ!」


「ナミちゃん、ありがとう!出しなさい!全部!一体どんな魔法よ!いやらしい写真が湧いてくるなんて」


 ザイドが俺に写真を生み出す魔法をかけて行ったみたいだ。

 スピカがなんど破いても、ポケット中には、いつのまにか写真が何枚か入っていた。


 俺は、素直に写真をスピカに渡す。

 スピカがいつものように写真を破こうとして、手を止めた。


「な、何これ。なんでユモの写真が混ざってるのよ。コフィ、あんたまさか、昨日の夜ユモとなんかあった?あの女、許せないわ。あやしいと思ったのよ。甲斐甲斐しく介抱してると思ったら!

 悪魔の眷属かもしれないわ。いや、きっとそうよ!」


「いや、ユモは、そんな悪魔の仲間なんかじゃないよ...」


「なによ、コフィ。あなたユモの肩を持つ気なの?昨日の夜、何かあったなら正直に言いなさい!」


「な、何もないよ。本当に何も...ユモは、クララ村長の孫娘で、親切にしてくれただけだよ」


「はぁっ?孫だって、ユモが言ったの?!

 クララ村長は、子供がいないって言ってたじゃない!じゃあ、ユモは一体何者なのよ?!」


「えっ?!そうだったっけ?」


「あの女、怪しいと思ってたのよ。コフィ、また魅惑されてたんじゃない?もしかして、ユモの正体は、アスタロトだったりして?!」


「え?そ、そんな...まさか...」


 スピカがユモの写真も含めて、ビリビリに破く。


「まったく、油断も隙もないわ!うかうか寝れもしないなんて!

 ちょうどいいわ。コフィのポケットの中に、悪魔の誘惑が入っていないか毎日チェックしてあげるからね!感謝しなさい!


「う、うん....ありがとう」

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