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1-2-1-3 希望

 クララ村長が遠くを見ながら思い出す。


「サラは、風邪で倒れてしまったよ。妊娠中でな、かなり危なかった。あたしは、村の集会場でサラを休ませた。

 でも、村の連中は巨人を見慣れていなくてなぁ。バオウを怖がって、集会所をさけるようになってしまった。

 巨人を平和な村から追い出せと言うものもおった」


 スピカが手をぎゅっと握りしめる。

 クララ村長が記憶を辿りながら少しずつ話す。


「バオウは、彼女を付きっきりで看病した。その姿は、誠実そのものじゃった。

 巨人と人間の夫婦に戸惑っていた村の人々も、バオウの姿勢を見て、みんなで協力しようと気持ちが一つになった。

 そして、みんなでサラを助けるために力を尽くしたんじゃ。

 その感謝の気持ちを込めて、バオウがずっと壊れていた橋を直した。それが今のスピカ橋じゃ」


 スピカが涙を流してクララ村長に聞いた。


「サラは、お母さんは、どうなったの?」


 クララ村長がにっこり笑って話をした。まるでいつかこの話をスピカにする日を待っていたみたいに。


「サラは、元気になり、おなかの子も無事じゃった。それは

奇跡としか思えなかった。

 子供のいなかった私には、特に自分のことのように嬉しかったよ。

 それから、バオウが産まれてくる子供にはスピカと名付けるという話をしたとき、村の人々は、みんな、スピカが無事生まれるのを願った。

 そして、その子供が無事に生まれることを祈るために、その橋にスピカの名をつけたんじゃ。そう、お前さんの名前は、この村の希望と祝福の象徴なんじゃ」

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