1-1-4-13 托卵
「いいなー。いいなー。コフィ、いいなー。
短剣をもらったり、宇宙からきた卵もらったりしてさー!
アスタロトをよろしくって伝言は、いらないけど」
スピカが意地悪そうに笑った。
俺は、知れば知るほど、分からなくなる。本当にみんなどういう考えなんだろう。
俺たちは、ピラミッドでピーちゃんから不思議な卵を受け取った。拳大の卵がなんの卵かは、ピーちゃん自身も知らないそうだ。違う星で生まれた卵だということは間違いないらしい。
スピカが勝手に卵に「ナミ」という名前をつけた。卵に波のような模様があるからだそうだ。
昼過ぎに森を出て、真っ直ぐ西へ歩いていく。スピカが今日の魔素を使い果たしていなければ、歩かずに少しは飛んで行けたのに。
ただ、持てる魔法の力を一度に全て出し切るのは、才能なしにはできないと、パバリ師匠でさえもスピカに一目置いていた。スピカが天才なのは、間違いない。恐るべきもう一つの力も、一度に全て出し切る大技だ。
スピカが居直って言った。
「いいじゃない!どっちにせよ、向かってる村は、海の中だから、飛んでいけないんだから!」
たしかに、そうかもしれない。
歩いていると、道端にサングラスの男が立っていた。
「よお!コフィ坊や、俺だよ!ザイドだよ。覚えてるかい?」
どうしよう。全然思い出せない。ただ、この男が何か悪いことを企んでいることだけは、間違いない雰囲気だ。
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