1-1-4-4 遺跡
エイゴン様は、やっと話せることがよっぽど嬉しいみたいだ。俺は...聞くこと聞くことが重たすぎて...。考え始めたら、心が壊れてしまいそうだ。
今は、前に進むことだけ考えることにする。俺の気持ちを気にせず楽しそうに話すエイゴン様に感謝することにしよう。
「託されたものは、この森の奥深く、古の遺跡、ピラミッドにある。お前たちが、その中へと足を踏み入れ、それを手に入れるのじゃ」
いやいや、森の中にピラミッドなんて、なかったはずだ。よほど小さいんだろうか。
俺より先にスピカがエイゴン様に質問した。
「エイゴン様、私たちは、アスタロトに対抗する手がかりを探しています。その託されたものは、その役に立ちますか?
それに森の中にピラミッドがあるなんて、聞いたことも見たこともありません。私達、高いところからよくこの森を見ます。でも、一度もそんなもの見たことが....」
エイゴン様が満足そうに答えた。
「フォッフォ!よしよし。ピラミッドは、ちゃんと隠されているようじゃ。
外からは見えないように魔法がかけられているのじゃ。
行け!
何が何に役に立つのかは、いつも後から分かるものじゃ。考えるな、感じろ。それがわしからのアドバイスじゃ」
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