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1-1-3-6 決断

 スピカがキラキラした目で言った。


「それでもやっぱり子供2人で遠くにいくのも、巨人の通過儀礼も怖いから村を出たくないと、あの時、私は断った。

 そのことをたまに思い出して後悔するの。あの時、一緒に2人で行けばよかったって」


「なんだよ!俺は、スピカに振られたんだ。そんな話、今更!」


「振った?私がコフィを?

 コフィ、ねぇ、今度こそ一緒に行こう。世界を旅して、希望に向かう手がかりを探そう。このままここで、無知で弱いまま恐怖に怯えて過ごすのは嫌よ。

 私、10日後の巨人の通過儀礼を受けにいく。私は、私を知りたいの。私が何者なのか。私の赤い目が何を意味しているのか。

 だから、私は、1人でも行く。でも、一緒にいくでしょ?」


 俺は、強がって、後先考えずに言った。


「スピカについていく訳じゃないよ。俺に、スピカがついてくるんだろ?誘ったのは、俺が先だ。一年前に!」


 夕日に照らされて、スピカが金色に輝く笑顔で言った。


「それはそれは、お待たせしました。ついて行かせてください、コフィ」


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