表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/112

1-1-3-2 笑顔

 夕暮れ前、俺は、気がつくと貯水池の脇の廃ビルの屋上にたどり着いた。1人になりたい時に、いつも訪れる場所だ。 

 そこには、やっぱりスピカが待っていた、


「遅かったわね。コフィは、嫌なことがあるといつもここで泣いてる。ほら、サンドイッチ。朝から何も食べてないでしょう?」


 俺は、スピカの顔を見ずに、屋上の縁に座っているスピカの隣に座った。

 スピカがサンドイッチを小さく千切った。

 俺は、ほっとした気持ちを悟られるが嫌で、スピカと目を合わせたくない。


「いらないよ。何も食べたくないし。なんで俺に構うんだよ。無様に悪魔に魅惑されたのを馬鹿にしにきたのかよ」


「アハハッ!ほんとそうよね。バカみたいに骨抜きにされて。間抜けな顔をビデオに撮っておいたから、見る?」


「やめろよ!恥ずかしい!おい、頼むから!」


「あははは!お腹痛い!うそよ、うそうそうそ。ビデオなんか撮ってる訳ないじゃない。焦りすぎ。いいから、早くこれを食べなさい」


 スピカが笑いながら俺の口に無理やりサンドイッチを詰め込んできた。 

 俺は、仕方なくサンドイッチを食べる。一口食べると、空腹なことを身体が思い出したみたいだ。貪るように一気にサンドイッチを食べた。

 スピカが水筒からコップに水を入れてくれた。


「ちゃんと水も飲むのよ」


 俺は、スピカの手からもぎ取るようにコップを取ってゴクゴクと喉ならしながら水を飲んだ。

 それから、やっとスピカの顔を見た。


「ありがとう。俺、生き返った気がする」


 スピカが眩しいくらいの笑顔を俺に見せた。

いつもお読み頂き、ありがとうございます!


もし、少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、

ブックマークや高評価、いいねを頂ければ幸いです。


評価ポイントをいただけると、ありがたいです♪


毎日投稿して、応援を形にしてまいります。


これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ