表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/112

1-1-2-8 逃避

「何言ってんだよ、リオ兄!弱さだなんて!リオ兄は、強いんだろ?だってアスタロトを追い払ったんだろ?また何度でもアスタロトを追い払ってよ。リオ兄が弱音を吐くなよ!母さんは神で、父さんは悪魔なんだろ?わけわかんないよ!じゃあ、俺は、なんなんだよ!」


 リオ兄が深く息を吸って、俺の言葉に答えた。


「僕は、コフィ、お前を育ててきた。大切に、大切にしてきたんだ。自分の命と同じ、いや、それ以上に。ずっと、お前を守ってやりたかった。守ると決めていた。

 でも、守るだけなのは、マチガイだった。いつまでも子供ように危険を取り除くだけではダメなんだ。

 お前がアスタロトの誘惑に立ち向かう方法があるのかどうか、僕にもわからない。

 それでも、お前は、自分の身体を使って世界と自分を知る必要がある」


 俺の目から勝手に涙がこぼれて止まらない。


「いやだよ、リオ兄。これからもずっと守ってよ。また、アスタロトが目の前にやってきて、自分が自分でなくなるのが怖いんだ。

 リオ兄が守ってくれるなら、もう何も知らなくていい。俺は、全然強くなんかないよ。そんな悲しい目で見ないで。いつものように最強のリオ兄でいてよ!これからも俺を叱ってよ。俺は、リオ兄から全部を知りたいんだ!リオ兄まで俺から離れて行かないで!

 俺には、もうリオ兄しかいないのに!もう、リオ兄しか...」


 リオ兄の目からも涙が溢れている。


「コフィ、僕だってそうしたいさ。でも、それでは駄目なんだよ....」


 俺は、その場にいるのが我慢できずに、リオ兄の前から泣きながら逃げ出した。

 後ろからスピカの声がする。


「コフィ!コフィ!一人で抱えこまないで!」

いつもお読み頂き、ありがとうございます!


もし、少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、

ブックマークや高評価、いいねを頂ければ幸いです。


評価ポイントをいただけると、ありがたいです♪


毎日投稿して、応援を形にしてまいります。


これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ