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1-1-1-2 屋上

 最近、額がうずくように痛む。でも、今はそんなことに構っていられない。髪の毛が焦げた匂いがする。

 俺は、高層ビルの屋上に向かって走って、追いかけてくるグインとその手下2人から逃げ回る。

 手下の1人が破片を浮遊させて、もう1人が筋骨隆々の腕を膨らませ、それを投げつけてくる。


 とにかく、俺は、全力で逃げた。この遺物のアウトドア服やスニーカーは、動きやすくて、軽快に走れる。そして、グイン達を10階建ての廃屋の屋上へと誘導した。


 一足先に屋上に到着して、ふと立ち止まって森を見る。

 なんだか森に違和感を感じる。ポケットから取り出した遺物の双眼鏡で森を見ると、森がいつもと違うことに気づいた。ここからは、村も植物の王エイゴン様の森も、雲を貫く世界樹もよく見える。


「あれ?やっぱりだ。森に一つ目の巨人がいない。おかしい、なんだろう。それに誰かに見られているようなこの気配は...気のせいか?」


 俺は、双眼鏡をしまってから、グイン達をチラリを確認して、わざと隙をみせてみる。

 そこへ魔法で脚力を強化した男が人間の限界を超えた速さで俺を羽交締めにしてきた。グインが炎を拳にメラメラと宿らせ、無防備に大袈裟な動きで殴りかかる。


 よし。ここから反撃だ。

 

 グインが勝利を確信した時に油断するのは、昔からだ。

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