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1-1-2-5 罪悪

アスタロトが空中で身を悶えるような仕草をする。


「あぁ、ゾクゾクしてとろけてしまうわ。強い男の脅しの言葉って、興奮しちゃう。

 リオ、あなたが邪悪ならよかったのに。あたしは、あなたが大っ嫌い。星ごと何十億人も殺しているくせに、善人顔して罪悪感に苛まれているなんて、最低のつまらない男だわ。気色悪くて、反吐が出る。

 あなたほど力があるなら、星も命も無造作に壊しまくればいいのよ。星なんて踏みしめる石ころのようなものでしょうに。間違えて蟻を踏み殺したからって、蟻の科す罪に縛られて責任を負う必要なんてないのさ!」


 そして、アスタロトが俺を胸元から離す。俺は、その人肌恋しさにアスタロトの方へ手を伸ばす。なんで?もっと触れていたいのに。

 アスタロトが優しく俺に言った。


「うふふ。あなたが可愛くて、内臓が疼くわ、コフィ。でも、この先は、まだだめよ。今日は、ここまでで、おあずけね。

 こう見えてあたし、逆らえないくらい強い男に振り回されたり、隷属を強いられたり、責められるのが好きなの。可愛いけど、言いなりのコフィでは、物足りないわ。

 でも、安心して、一つずつ順番に、あたしの全部をあげる」

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