1-1-2-4 激怒
アスタロトがリオ兄を小馬鹿にするように言った。
「おや、星の精霊リオ、宇宙最強の存在の一人。おぉ怖い怖い。うふふ、あたしの魅惑が効かなくても、手も足も出せないでしょう。
お前の背負った罪が、そうさせるんだね。哀れな傍観者、まじめな異星人よ。村人をどこかに空間転移させたみたいだね。余計なことを。
でも、できることはそれだけかい?お前が大切に育てたコフィがあたしに汚されて、闇に染まっていくのをせいぜい、指を咥えて見ていなさい。うふふ」
浮遊したリオ兄が激怒したライオンのように叫ぶ。空気が怒りでビリビリと振動し、膨大なエネルギーを感じる。
「たかだか悪魔ごときの分際で!神の力などほとんど扱いきれていないようだな。その程度の力では、バリアを壊せても、魔石を壊すこともできないだろう。早くコフィを返せ。その気になればいつでもお前を消し去れる」
アスタロトが不機嫌に言葉を荒げた。
「あの忌々しい異次元のAIと同じことを言うじゃないか。あの傷一つつかない館も、いつかぶっ壊してやる。いいだろう、コフィを返してやるよ」
リオ兄が爆発寸前の怒りを堪えるように言った。
「お前に魔石よりも硬い館を壊すことなど、不可能だ。あの館は、僕でも壊せないように作られている。
さっさとコフィを返すんだ!この身が滅びようとも、お前の魂を再生不可能に破壊するぞ。怒りを抑えられる自信がない」
いつもお読み頂き、ありがとうございます!
もし、少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、
ブックマークや高評価、いいねを頂ければ幸いです。
評価ポイントをいただけると、ありがたいです♪
毎日投稿して、応援を形にしてまいります。
これからもよろしくお願いします。




