37話
あの後治安隊を怖がり治療が終わったのに中々病院から出ようとしないリオナを公爵邸に連れていくため、武装解除した女性騎士を連れてきたらようやく公爵邸に連れていくことができた。
リオナの父親は、リオナが怪我をしても病院に来なかったのにリオナが公爵家が運営している学校(全寮制)で保護されると知ると、子供を返せと公爵邸に殴り込みに来た。
文字通り殴り込みに来た父親は逮捕されて牢屋行きになったけどね。
「リオナちゃん、怪我の様子はどう?」
「あ、お嬢様!こんな感じです!」
そう言ってリオナちゃんは腕をまくって怪我したところを見せてくれた。
相変わらず酷い怪我ね。この中に父親に付けられた傷があるっていうのがまた辛いところ。
顔には傷がないけど服を少しまくったら傷が出てくるリオナちゃんは、他の生徒を驚かせないようにするため、まだ3人部屋に入る年齢だけど1人部屋に入っている。
私は、たまにリオナちゃんに会うため学校に来ていた。
そうそうリオナちゃんの父親のことなんだけど、取り調べの中で数ヶ月前オーディン侯に命令され、私がこっちに来るタイミングを見計らって爆発を起こしたらしい。
またもやオーディン侯の名前が出てきたためアランとの関連を調べたら、案の定関係していた。
まあアランのことは一切をフローラ様に任せるということになったから、私たちはアランの処遇について聞かれることはないってわけ。
被害者だからって参考人として呼ばれたら怒りで酷いこと言っちゃいそうだもん。
それにしてもさ、何か事件が起こっても証拠隠滅があってないようなものだからすぐにアランに繋がるの逆に面白いわよね。
こう言う面から見てもアランは人の上に立つ人間に向いてないと思うわ。
…とまあ、そんなことを思いながら私は明日に向けて仕事を片付けていっていた。
そう、明日は正式に私が公爵になる日よ!




