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25話

速達でカモミールの家に手紙を送ったため、私たちが着く前にカモミールに連絡が行くはず。


「本当にやめてよ。逆に言えば、今日リュネアティー飲んでなかったら悪化してた可能性があるのよ?」


「ごめんって。すごく体調が悪いわけじゃなかったから大丈夫かなって。」



カモミールの家に着くと、カモミールが門の前で待っていた。


「ごめんなさいね、カモミール。急だったでしょう?」


「シャルローゼ様、気になさらないでください!」


カモミールの後に続いて屋敷内に入っていく。


カモミールは私とアーネストを客間に案内すると、姉を呼んで来ると言って出て行った。


カモミールのお姉さん、カレンデュラさんは分析の魔法が使える。



原因が何かわからないから、カレンデュラさんに一度見てもらうの。


「お初にお目にかかりますわ、公子、公女。カモミールの姉、カレンデュラと申します。少し失礼しますね。」


カレンデュラさんはアーネストに手をかざし、少ししてからこう言った。


「おそらくキンデアの毒ですわね。摂取量も多くありませんし、これくらいなら妹の浄化で取り除けると思います。」


キンデア…あまり強くないけど摂取し続けたら危ない毒ね。


オーディン侯はアーネストを何度かお茶に誘うつもりなのかしら。



「浄化します!」


カモミールもカレンデュラさんと同じようにアーネストに手をかざすと、アーネストから何か黒いモヤが出て一瞬で消えた。


「できましたわ。」


「なんだか体が軽くなった気がするよ。ありがとう。」



本当は少し滞在する予定だったんだけど、カモミールのお勉強がまだ終わってないらしく私たちはお暇することになった。


「急だったのに本当にありがとう!」


「いえ、お役に立てたなら光栄ですわ。」



門のところまで見送りに来てくれた2人に手を振って、私たちは乗ってきた馬車に乗り込んだ。



「ねえアーネスト。次宮殿に呼ばれた時、私も連れてってくれない?」


馬車に乗った私は、真っ先にアーネストにそう言った。


「いいけど…何するつもりなのかな?」


「何って、アーネストの後ろについていくだけよ?あわよくばオーディン侯のお茶会に私も参加できないかなって。」


「あ〜…なるほどね。いいよ。ただし、俺の仕事の邪魔はしないでね。」


「もちろん!」



私の予想が正しければ、オーディン侯は私も狙ってるはずよ。


アランが廃太子となったことで、1番面白くないのはオーディン侯のはずだもの。


せっかく平民の娘を養子にした意味がなくなるからね。しかもその養子は反逆の疑いをかけられて牢にいるんだから。


一度結んだ養子縁組は、解消できないのがこの国のルール。



まあ全て私の思い込みであることを祈るばかりだけどね…。

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