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24話

「リオン、今日もベアトリスちゃんとお約束?」


「はい、お昼頃には帰ってきます!」


最近リオンはリンドガルト家にしょっちゅう遊びに行ってる。


曰く、「ベアトリスに誘われたんです!」だって。



「リオンはまたベアトリスのところ?」


「ええ。」


「そうなんだ。なんか、最近ベアトリスがリオンに似てきた気がするよ。前にもましてシャルが好きみたい。」


リオンが出かける少し前に来たアーネストはそう言いながらお茶を飲んだ。



「そう言えばアーネスト。なんかちょっとやつれてない?」


「あ〜…。そう見える?忙しいんだよね、最近。シャルは全然疲れた様子もないけど、俺も同じような仕事してるはずなのになんでだろ。」


「私には妃教育っていうストックがあるからじゃない?」


うん、私が異常なだけよ。


普通はアーネストみたいに疲れてるわ。リオンに驚かれたもの。



「ハーブティーをお持ちしました。」


「ありがとう。アーネスト、これはリュネアのハーブティーよ。疲労回復効果がある。」


アーネストは自分の前に置かれたハーブティーを一気に飲むと、マカロンに手を伸ばし3つくらいを同時に口の中に詰め込んで…むせた。


「ちょっと、何やってるのよ…。」


「ごめんごめん。」


「なんか最近アーネスト変じゃない?この前ベアトリスちゃんが言ってたってリオンから聞いたんだけど、アーネストが宮殿に行ったら、帰ってきてすぐご飯も食べずに眠っちゃうって。」


アーネストはなんでもないよって言って、フィリーナが追加でいれたリュネアティーを飲み始めた。



明らかにおかしいわ。


リュネアは普通のハーブじゃない。回復魔法が元々ついてるハーブよ。


だから、1杯飲めば十分でもういいやってなるはずなの。


リュネアから作られる下級回復薬は必要じゃない時に飲めばものすごく苦い物だから、このハーブティーでも同じことが起こるはずなのに。



「アーネスト。なんでもないわけないでしょ。明らかにおかしいわ。」


ちょっと怖い顔をしてアーネストを見ると、アーネストは流石に隠せないと思ったのか話し出した。


「この前、オーディン侯にお茶に誘われて、断れなくて行っちゃったんだよね。多分、そこで変な物入れられてる。」


「オーディン候は注意しなきゃダメだって…。ほら、付いてきて。私の友達が浄化魔法使えるから行くわよ。」


そう言って、私はアーネストの手を掴み、馬車に乗り込んだ。行き先はカモミールの家よ!

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