第二章 2度目の転生(5)タラス冒険者ギルド
ギルドで冒険者として登録します。
*********************************************
「とりあえず、まずカウンターで登録しようか。ユータには私が付き添うから、みんなはクエスト達成の報告と素材の売却をお願い。」
リリアはそう言うと、裕太を連れて新規登録のカウンターに向かう。
「お疲れ様です!新規の登録ですか?」受付に座っている25歳位の受付嬢がリリアに笑顔で問いかけ、次に後ろにいる裕太を見て固まる。
「.....!なんて...綺麗な..ハッ!し、失礼しました!」
ワタワタと慌てて、顔を赤くした受付嬢が座りなおして言った。
リリアは苦笑しつつ「カシア、慌てないでよ。気持ちはわかるけどさ。」と裕太を前に押し出して、「彼はハイ・エルフのユータ。精霊界から来たばかりで、まだこの世界のことがよくわかっていないんだって。とりあえずの身分証明に、冒険者ギルドに加入しておきたいんだよ。」
「裕太です。よろしくお願いします、カシアさん。」
裕太の言葉にカシアはさらに顔を赤くして、
「は、はい。...では、これに記入してください。字の読み書きはできますか?」と一枚の申請用紙を渡してきた。
(おおう、日本語でかいてある・・のか?少なくとも読める。)
裕太は驚きとともに大きく安堵して、「大丈夫です。」と紙を受け取り羽ペンを借りて書き始めた。
「なになに、名前と種族、年齢だけ?あとは(鑑定の水晶でステータスを見られる事に同意します)にチェックを入れるだけか。これだけでいいの?」
「はい。もしも犯罪歴があれば、鑑定の水晶ですべてわかってしまいます。なので、同意できない人は後ろ暗い何かがあると推測せざる負えません。登録は不可となります。例えば、犯罪での人殺しは(殺人者)の負の称号が付き、それが見えてしまうのです。」
「なるほど。いちいち自己申告は不要ってやつか。」
裕太は納得し、「よろしくお願いします。」と申請書をカシアに渡した。
「承知しました。それでは鑑定室に移動しましょう。リリアさんは、ホールでお待ちください。」そう言うとカシアは、裕太を先導してすぐ横の小部屋へと導いた。
「それでは、鑑定士が来るまで少々お待ちください。」そう言うと裕太を残して部屋を出て行った。
*********************************************
5分ほど待っていると、ドアをノックする音とともに「入っていいかの?」と老人の声が聞こえた。
「どうぞ。」
ドアを開けて入ってきたのは、緑色のローブを着た白長髪、白長髭の痩せた80歳位の男性だった。
「待たせてすまなんだの。」そう言うと老人はテーブルをはさんで裕太の前に座った。
「いえ、お気遣いなく。」裕太は(仙人みたいな人だな。)と思いつつ、何気なく老人の耳を見ると僅かだがとがっている事にに気づく。
「わしはクウォーターじゃよ。母がハーフエルフでの。」
裕太の視線に気づいたのか、老人は「鑑定士で副ギルドマスターのクロックじゃ。よろしくの。」と自己紹介をした。
「ハイ・エルフ(仮)の裕太です。よろしくお願いします。」
裕太も自己紹介をすると
「ふむ。貴殿はハイ・エルフか。なるほど、わしには貴殿の周りに金色の粉の様なオーラが舞っているのが見える。わしの中にあるエルフの血の所為か。純血のエルフが見れば、貴殿は金色に輝いて見えるであろうの。」
クロックは目を細めそう言うとテーブルの上に野球ボール程の透明な水晶球を台に乗せておいた。
「それでは、はじめようか。」
この世界の金銭価値
小銅貨=10円
銅貨 =50円
大銅貨=100円
小銀貨=500円
銀貨 =1000円
大銀貨=5000円
小金貨=10000円
金貨 =50000円
大金貨=100000円
小白金貨=500000円
白金貨 =1000000円
大体の感覚です。




