~幕間 この世界の貴族の階位について(2)~
投稿大変遅くなりました。
仕事が忙しくて心が折れてます。
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*名誉大公について
皇帝や国王の兄弟(大体は一代公爵)の嫡男が叙せられる事が多い爵位。
傍系皇族による簒奪や、皇位争いに利用されるのを防ぐ為に政軍での権限はほぼ与えられない為、敢えて人畜無害な影家扱いされている。
名誉爵位の為領地無しの法衣一代貴族である。それなりの額(法衣伯爵の年収と同等位)の生涯年金と叙爵時に領地侯爵家の10年分の年収程度の一時金が支給される準皇族扱いだが、その次代の嫡男は基本的に世襲無しで無給(とはいえ体面を保って生きていける最低限程度の額面の年利20%ある高利率の貴族国債や、法衣騎士爵家の平均年収の三十年分程の一時金位は下賜されるが)の各級の准爵位になる。文武官として優秀なら世襲可能な法衣騎士爵や法衣勲爵となる事も稀にある。
下級であっても領地貴族にはまず叙せられ無いのは、貴族が増えすぎ領地が細分化するのを防ぐ為であり、法衣貴族でもなかなか叙せられ無いのも年金が増えると国家予算を無駄に圧迫するからである。
皇王族と言えども、皇帝や国王の直系以外は5代もくだれば下手をすれば平民(とは言っても余程の馬鹿をやらなければ中間層以上ではあるが)に落ちる者も居る位で、傍系皇王族は子女の婚姻先に世襲貴族家や裕福な商家を探すのに血眼になっている。(実際に博打や女や贅沢で余程の馬鹿をやり下層にまで落ちる奴がいる為、馬鹿をやらせないしっかりとした一族にある意味監視監督してもらい平穏に過ごさせたいと言う事)
ちなみに帝国副宰相フィエノールト侯爵の母は某名誉大公の大陸一と謳われた絶世の美貌で知られた娘姫で、モルガン第6選帝侯爵の母もまた違う名誉大公の娘姫で帝国貴族社交界にて傾国の美少女と言われ、求婚した貴族男子が三桁を超えた女性である。
これらは名誉大公家の娘としては宝くじで一等を当てた位に大金星の婚姻先であり、それが叶ったのは最早美の女神級の容姿に恵まれた彼女達のかなり特別な事例で、容姿が普通の姫君には子爵以下の下級貴族家でも上等な嫁ぎ先であり、容姿が並以下の場合は持参金代わりに下級准爵位と一族の人脈やコネを手土産に中小の商家に嫁ぐ姫君も珍しく無い。
各級の准爵位(流石に一等か二等はもらえる)にでもまだなれる嫡男はまだしも、それ以外の男子に至っては更に不遇で、自身の才覚を示し功績を立てて法衣や名誉でも何でもなりふり構わず貴族として家を起こせるか、または養子として何処かの貴族家に婿入りするかができなければ名ばかりの名誉騎士(六等准爵位)の称号と僅かばかりの捨て扶持(平民の平均年収程度)を死ぬまで与えられて終わりである。
世知辛い世の中、貴種に生まれても生きることは大変なのである。
なるべく早く続きを書かせていただきます。




