~幕間 この世界の貴族の階位について~
取り敢えず貴族の爵位の制度について書いてみました。
宜しくお願い致します。
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皇族・王族は別格です。
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*公爵・・・・・・・・基本的に皇帝、国王の直系男子(皇太子や王太子以外)が任ぜられる。国の各大都市の大守に任命され多大なる権限を持つが、一代で次代の皇帝、国王の直系息子に代替わりする。代わりに公爵嫡男は名誉大公に叙せられる。
*選帝侯家・・・・・・ビザニア帝国独自の階位。第一から第九まである。絶大な権力があるが、領地は小さい。だがその年金や役職給与は天文学的数字。当主は例外なく政府の各部尚書(大臣)か国軍帝師元帥。多数の寄子貴族家を持ち、権勢争いを常に展開している。皇帝の代替わり時に継承権を持ち立候補した後継者候補者達に対して、自身が支持する候補者に投票する権利を持つ。故に皇宮や宮内省(宮内尚書だけは皇帝側で在らねばならぬ為、皇帝の股肱の臣下である法衣貴族家から選ばれる)も、各選帝侯家には非常に気を使い、かつ警戒している。
*侯爵・・・・・・・・法衣貴族家はなく、基本自立領地貴族。普通政府内での大きな権限は渡され無いが、領地は大きい。領地収入は莫大で、余り文武官にはならず領地経営に専念している当主が大半。多数の私軍を持ち、自存自衛を旨とする。先代から国政に参画しているフィエノールト侯爵家は例外的な存在。
領地侯爵家は、悪い言い方をすれば引きこもりが大多数。
*辺境伯・・・・・・・法衣貴族家は無い。国の国境線の領地を任された軍人領地貴族家が賜る爵位。世襲する。準侯爵的な上級貴族。当主は、ほぼ例外なく国軍上級将官として軍務についている。領地の経営や防衛は、大抵引退した先代の当主(退役上級将官)がその経験や人脈を活かして受け持つ。
*伯爵・・・・・・・・法衣あり。文武官上級職の下限界。ここまでが上級貴族。以下は下級貴族になる。
領地貴族家当主では領地経営と文武官の兼業が多く、文官では各省の参事官や一等官などに任命されている。
法衣貴族家では専業の為、更に上の次官や枢密官、顧問官として各省で大きな権限を持ち働く当主が多く見られる。
武官では、領地貴族家当主は比較的安全な後方勤務の軍政将官や特科将官がほとんどだが、命懸けでも常に功績を立てて領地を下賜され領地貴族に上がる野心をもつ法衣貴族家当主は命懸けの兵科将官が大半を占めている。
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*子爵・・・・・・・・帝国に沢山いる下級貴族。文官・武官では中級どまりが基本。法衣貴族家からは、武官は元帥も極たま(30年に一人位)に出る。
*男爵・・・・・・・・帝国に腐るほどいる下級貴族。下級将官や次官文官止まりが基本。領地貴族家では尚書が稀に出る。文官では行政府長官や地方の総督、副総督に任命される事もある。武官では師団指揮官、旅団指揮官クラス。
*準男爵・・・・・・・帝国に佃煮にするほどいる下級貴族。紋章官でも家紋全家は分からんやろ。小さな街一つと側に村一つか二つ、人口500人くらいの領地を持つ。
下級だが特権階級の貴族であり、文官では行政府の副長官級や地方都市の大管区行政長官クラスに任命される。
武官では連隊指揮官級に任命される。
ちなみにモルガン第6選帝侯フィリップの腹違いの弟のセルピコが養子になったシャンパーニュ準男爵家は、過保護極まりない兄のお陰で普通の準男爵家の倍以上の領地と、下手な伯爵家並みの領民人口、収入を持つ超優良物件と化している。幾つになっても、お兄ちゃんは小さな弟が可愛いくて仕方ないのよ。
もともと、シャンパーニュ準男爵家は三代続いて放蕩者の当主がでて、領地も家財や屋敷も借金の抵当になり破産状態だったのを、フィリップが小遣いで救済してセルピコにあげた貴族家である。ちなみにフィリップの3ヶ月分の小遣いで完済。選帝侯家嫡男の小遣いマジスゲェ。
賭博にハマり他家から来た奥方も逃げ、家臣や使用人のほとんどにも去られ嫡男もおらず、更に親類縁者からも絶縁された上に家財一式も借金取りに回収されて何も無い古屋敷の中、ボロボロのベッドで強淫で病んだ体を腐らせていた先代当主に、准男爵家の立て直しと今後の生活の保証をする代わりに隠居と妾腹とは言え主筋のセルピコに後を継がせる様に第6選帝侯家嫡男として、説得と言う脅しをかけた。
もっとも、シャンパーニュ準男爵家の先代ハインツ卿には願ったり叶ったりだった様で、養子にしたセルピコの手を取り感謝した。
その後先代ハインツ卿は新たに彼の為に整えられた屋敷の奥の院で、フィリップの救済前には給金も無いのに最後まで見捨てず仕えた準男爵家創設以来の世襲執事長や世襲メイド長2人の手厚い介護の下静かに療養して、1年もせずに穏やかな最後を迎えた。
因みに世襲家臣2人のその主君への不動の忠誠心はフィリップ・モルガン選帝侯家嗣子(当時)にも極めて高く評価され、世襲執事長セバスと世襲メイド長アーシアにはフィリップの推薦(と言うか父であるモルガン第6選帝侯に強談判し推薦をさせた)で皇帝より功労一時金白金貨5枚が下賜され、更に剣無し忠誠十字章二級章(文官対象勲章 武官なら剣付き勲章になる・生涯年金小白金貨1枚付)の叙勲と、名誉勲爵の爵位(生涯年金白金貨8枚付)までもが叙爵されその忠誠が讃えられた。
因みに2人とその家族はそのまま世襲家臣として、新当主セルピコの継いだシャンパーニュ准男爵家に同じ役職で仕え続けている。
第6選帝侯家嫡男フィリップが後見人と公表された事に加えて、平民落ちしていた三代前の当主の弟の曾孫フィリッピーネを正妻として迎えて血筋を継いだ為、縁切りしたはずのシャンパーニュ準男爵家の親類の各貴族家はこの襲爵を大歓迎して喜んで社交を再開し擦り寄っている様子。
ちなみにセルピコと、奥方フィリッピーネはラブラブらしい。嫡男エルメスと長女マレーネがいる。
モルガン侯爵フィリップも、甥と姪を甘々に可愛いがっている模様。
*騎士爵・・・・・・・帝国に・・・・以上。300家以上あるはず。知らんがな!大体村一つ、人口200人くらいの領地を持つ。それでも爵位持ちの貴族であり、文官では行政府の各級部長級や、地方都市の中管区行政長官に任命される。武官では大隊指揮官級になる。
*勲爵・・・・・・・・以下略。いーっぱいあるんだよー!!1200以上かなー!!領地は村一つ、人口100人くらい? の田舎にあるのが普通。最下級だが、皇帝、国王から叙せられた歴とした爵位持ち貴族であり、文官では大抵地方小都市の代官や大都市圏の小管区行政長官に、武官では中隊指揮官級に任命される。
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*法衣貴族について。
爵位は領地貴族と同等の価値あり。領地収入がない代わり年金と役職給が支給される。世襲可。
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*名誉貴族について。
爵位は領地貴族と同等の価値あり。ただし、世襲不可。叙勲された本人のみの爵位となる。
領地無し。年金が生涯支給される。
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*准爵位について。
世襲不可・領地無し・俸給無しの正に名誉爵位。主に国家に利益を出した大商人や、臣籍降下した王族の傍系男子に叙勲されることが多い爵位。基本自力で多大な生活収入を得られる人物に叙勲される。
*一等准爵・・・・・一代伯爵相当官
*二等准爵・・・・・一代子爵相当官
*三等准爵・・・・・一代男爵相当官
*四等准爵・・・・・一代騎士爵相当官
*五等准爵・・・・・一代勲爵相当官
*六等准爵・・・・・無爵位貴族相当・名誉騎士称号受勲
無給だが皇帝 国王から直に叙爵される歴とした爵位であり、宮中でも序列がある貴族待遇。
不定期更新ですが、宜しくお願い致します。




