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~幕間~  人物紹介(3)

ビザニア帝国側の登場人物です。

**********************************************



 ~ビザニア帝国側~



 *帝国副宰相フィエノールト侯爵 (ラスカレス・ヴァン・フィエノールト)

   神聖ビザニア帝国・副宰相 兼 軍務尚書


  年齢:39歳 軍務尚書就任6年目・副宰相就任2年目


  *帝国西部に人口7万を超える領地と、城塞都市:領都クレモナ、6千の私兵を持つ大貴族フィエノールト侯爵家の当主。祖母は先々代の皇帝アレクシオス4世の同腹の姉コンスタンツァ。

 先代(父)は引退前、選帝侯ではないにも関わらず帝国国務尚書を16年に渡り務めた大政治家貴族。

 元々次男であり、長男の兄が家を継ぎラスカレスは軍人として本家の庇護と全面的なバックアップにより一人娘しか出来なかった自派閥外の軍人貴族家ロングス辺境伯家に婿入りし寄子化するはずだったが、宮中で長兄が毒殺されたため急遽嫡男に昇格し跡目を継いだ。

 元々政治家貴族家一族で、さらに帝国軍人として幼少期より幼年学校・士官学校・陸軍大学上級将官科と専門教育を受けたため正に政戦両略の秀才・本物の切れ者。各選帝侯家出身者以外が軍務尚書になったのは70年ぶりの快挙である。選帝侯家出身者以外の副宰相職任命に至っては帝国史上初であり、いかに優秀かつ強固な政治的地盤を持つかが分かる。因みに帝国宰相は代々皇太子が任命される、ある意味名誉職の為、副宰相が実質的な宰相職である。

 加えて今の皇帝はまだ14歳で、嫡男はおろか結婚もしておらず宰相は空位でありラスカレスが全権を持っていると言える状態。

 本家を継いだが、婚約者であるロングス辺境伯家の一人娘マルグレーテとはちゃんと婚姻し、生まれた次男をロングス家の嫡子として与えて寄子化している。


 今回のクーアラント侵攻作戦(神々の黄昏作戦)の立役者でもある。




  *ビザニア帝国北伐軍総司令官:モルガン大将軍 (フィリップ・モルガン)

   モルガン第6選帝侯家当主 帝国軍の帝師3元帥の1人。


   年齢:46歳 大将軍就任2年目・軍務歴:34年 身長190cm 金髪碧眼 筋肉質なイケおじさま


   *帝国に9家ある選帝侯家の一つ・モルガン第6選帝侯家の当主。(因みに選帝侯家はその特権の強さから領地は全ての家で小さく子爵家程度の小領しか与えられていない。代わりに年金が莫大であり、文武官の頂点や各尚書職もほぼ選帝侯家9家一族で独占されており権勢は絶大。加えてその天文学的な年金や役職からの超高額給与収入に、役得での膨大な実入り収入(賄賂含む)等で弱小貴族家や困窮貴族家を後援し援助することで寄子化して勢力を築き上げている。)

 フィリップは戦略家でもあり、戦術にも長けている。守勢より攻勢向きの才能を持つ名将。妻は第4選帝侯コルネリウス家の現当主・グネウス候の同腹の妹ユリア。嫡男オスカルを頭に4人の子がいるが最初から冷え切った政略結婚。16才で恋に落ちた側室のイボンヌとの間に庶子クルトがいる。


 現在、クーアラント北方聖教国・聖都ヘルシニアを絶賛攻撃中。



  *モルガン大将軍主席副官:シャンパーニュ将軍 (セルピコ・ド・シャンパーニュ)

   シャンパーニュ準男爵家当主 帝国軍中級将官


   年齢:37歳 軍務歴:25年 身長176cm 金髪碧眼 痩身 優男のイケメン


   *モルガン第6選帝侯の未公表の異母弟。遺伝上の父である先代のモルガン侯爵に母と共に見捨てられて母は精神を病んでしまい、途方に暮れていたわずか5歳の幼少期に異母兄・フィリップに母共々拾われて餓死を免れ助けられた。

 父に捨てられ母も発狂し自分を顧みてもらえず、日々の食にも困り、愛情にも食にも飢えていた所を初めて可愛がって援助してくれる(兄)に助けられて継続的に多大な援助(母共々に衣食住の生活基盤や資金援助。さらに幼年学校入学に士官学校・陸軍大学への推薦や寄子貴族のシャンパーニュ準男爵家への養子縁組等)を受けられた事で精神的には兄フィリップに大きく依存している。

 フィリップも唯一の弟であるセルピコを損得抜き(セルピコにモルガン第6選帝侯の継承資格が無いからでもあるが)で本気で可愛がっており、兄弟仲は極めて良好である。

 因みに母はフィリップの援助のおかげでほぼ回復して再婚しており、最初にフィリップに買ってもらった帝都郊外の小農地付の小屋敷で優しく穏やかな伴侶と農作業や酪農をしつつ幸せな生活を送っている。その事にもセルピコは兄フィリップに深く感謝している。

 母の再婚相手は没落貴族ファルマ騎士爵家の出身で、セルピコが20歳の時に生まれた父違いの妹がおり軍務の間の帰郷の折などに可愛がってきたが、最近彼女の父親の実家であるファルマ騎士爵家の再興を目指して冒険者となり家を出てしまったのが悩みと心配の種になっている。お兄ちゃんは心配なのよ。


 現在はビザニア帝国北伐軍としてクーアラント北方聖教国聖都ヘルシニアを絶賛攻撃中。



  *兵站司令官:オテル将軍 (ルイ・ヴァン・オテル)

   オテル子爵家当主 帝国軍主計上級将官


   *年齢32歳 軍務歴:14年 身長168cm 赤毛 小太り 優しげな癒し系男子


   *帝国南部に領地を持つ商業貴族家当主。代々ミルヒ自由国との国境線にある小領地で通商を行い利益を上げてきたビザニア帝国では一風変わった貴族。役人と軍人が殆どを占めるビザニア帝国貴族中で通商と交易の重要性を理解している希少な人材。6歳よりミルヒ自由国の通商学校に留学し(母と家臣団も一緒である)商業をイロハから学んだ上でビザニア帝国陸軍大学校兵站上級将官科を主席で卒業した商業・兵站・主計のエキスパート。

 18歳までミルヒ自由国の商科高等学校で学んだ為、軍の教育は陸軍大学校兵站上級将官科の4年のみ受けている。その為考え方の基本は (いかに効率よく物資を運ぶか・無駄を省いて利益を出すか) に寄って立っている。(兵站司令官) としては正しい考え方ではあるが、部隊を効率よく(前線に送る) 事には長けているが、(部隊を運用する) 発想に欠けている。

 兵站・主計を司る(特科将官)であり、戦闘部隊を率いる(兵科将官)ではない為、今まではそれは欠点ではなく問題にもならなかった。スオミ城塞都市攻略での兵站の失敗も、本国の兵站司令部の作戦前提の甘さによる失敗が原因でありオテル将軍のミスではない。むしろ尻拭いを良くやっている位。



  *ビザニア帝国北伐軍総参謀長:モルガン将軍 (クルト・モルガン)

   モルガン法衣伯爵家初代当主 帝国軍上級参謀将官


   *年齢29歳 軍務歴:17年 身長180cm 金髪碧眼 右片眼鏡の瘦身のイケメン


   *モルガン第6選帝侯の妾腹の長男。陸軍幼年学校次席卒・士官学校主席卒・陸軍大学参謀上級将官科次席卒のスーパーエリート。て言うか天才。おそらくモルガン第6選帝侯家の一族で歴代一位の逸材。

 能力、人格共にモルガン第6選帝侯家の嫡男オスカルのほぼ正反対の人物。同じ父からできた息子に、なぜ此処まで違いが出るか七不思議な状態。種が同じでも畑が違うとこうなるのかなと、ビザニア帝国貴族社交界で話題になっている。その為第4選帝侯家では、何度もクルトを暗殺しようと刺客を送ったが全てモルガン第6選帝侯家に代々忠実に仕える家令や護衛騎士達により、秘密裏に返り討ちになっている。嫡男オスカルのあまりの惰弱・加虐思考・無能により、モルガン第6選帝侯家親族と一族・寄子貴族達の中ではオスカルの廃嫡(ぶっちゃけ暗殺)と庶子クルト将軍の嫡子昇格が心待ちになっている。




取り敢えず更新させていただきます。

よろしくお願いいたします。

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