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第二章 城塞都市スオミ攻防戦 (2)

更新大変遅くなりまして、申し訳ありませんでした。


「全軍突撃!!騎士機、前へ!!重装歩兵隊、縦列隊形で前進せよ!!」

「弓隊、魔導士隊、弾幕射撃開始!!重騎兵隊、突撃命令を待て!!」


 ビザニア軍は、戦線に到着したばかりにもかかわらずいきなり全面攻勢に打って出た。



「馬鹿な!これほどの急進撃をしてきた軍が、なぜそのまま休養もなしに全力攻勢に出られるのだ!?あり得ない!敵の指揮官は、戦争の常識を知らんのか?!」


 スオミ防衛軍指揮官のアグラヤルビ将軍はあまりに非常識な敵軍の行動に思わず叫んだ。

 

 「これ程の急進撃を可能にしてここまで指揮下の軍の統率を乱さず来た手腕は見事、だが、兵の疲労は限界を超えているはず。これを見て分かった。敵将は基本的な戦術的常識に欠けている。机上の空論を学んだだけの大貴族か皇族の御曹司が率いているようだな。よし。ならば、私が手痛い教訓を与えてやろう。戦争を教えてやる!」


「将軍の命令だ、大手門に精鋭部隊を集結させろ!表門扉を守り抜けば疲労度の極度に高い敵軍の攻撃限界がすぐに訪れる!その瞬間をとらえて、一気に打って出るぞ!!!」


クーアラント軍が第一城門の裏側に精鋭を集めてその時を待つ。




「かかったな、凡将。いや、名将故にか。」


ビザニア軍北伐軍総司令官のモルガン侯爵は驕りかけた自らを律し直した。


「此度はこちらが非常識な戦力を保持している。知らねば敵将の対応策が最善なり。さすがは要衝スオミを任されている将軍だ。急襲を受けたにも拘らずこの対応力、感服いたした。こちらも全力でお相手するのが武人としての礼節。いざ、戦わん!!!」

 


  「契約の箱を開けよ!」


  その瞬間。



 世界は光に包まれた。





「なにごとか!」


アグラヤルビ将軍は視界を奪うほどの光に思わず叫んだ。


一瞬ののち、光は急速に消滅し、ビザニア軍前面には聖書やおとぎ話本で誰しもが知っている( 何か )が現れていた。


   白いローブを纏い、慈愛のほほえみを浮かべた、透き通るほどに真っ白な肌のプラチナブロンドの50mを超える大きさの ( 美女 )



   大神フェルトノーラの第三従属神、フィーネリア女神



・・・・・・別名、殺戮天使。


 

ついに契約の箱 (パンドラの箱?) が開きました。

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