思い出と交代と契約と
最新作です。
よろしくお願いします!
アイドル消失。 3部
部屋でくつろいでいたらいきなりスマホから
POPなメロディが流れてくる。気だるそうにスマホを手にししてそこに表示された文面
を見て友希は驚愕なまでに目を剥いて空いた口が塞がらない!!
それは同じBND48のチームⅢのメンバーなで ちゃんからだった。内容はこんな感じで始まっていた。
《やっほー!お疲れちゃーん!今日はライブ頑張ったね!また、劇場で会おうねバイなーらっ (///∇///)》とゆうものだった。
まさに空いた口が塞がらないとゆうのはこのことだったと思った。
『え、えぇーー!?』やってしまったと思って叫び乱れる。まさかライブの日をすっぽかしてしまうなんて!
これはもう、取り返しがつかない事をしてしまった!唯一、今の自分にできることは迷惑を掛けたメンバーに謝ることだと思い。
瞬時に着替えて髪を整える間もなく自宅アパートを飛び出したのだった。急いで劇場へ向かう為に。
だとゆうのになんでわたしは悠長に喫茶店でケーキなんて食べているのだろう?!こんなことをしているわけにはいかないのに!!
大事なBND二期生としての初の御披露目ライブをすっぽかすなんて!
これまで研究生メンバーとして入ったあの日から正規メンバーにまで上り積めた今までの苦労が水の泡となってしまった!
「あぁー私のアイドル人生がぁー!」
世界の終わりのように目の前でわめき泣く女の子を見てどう声をかけようかと怜緒奈はあらゆる言葉が頭に浮かんでは消え考えに考え抜いて消える蒲原怜緒奈は一つの答えを掴み口を開く。
「大丈夫だよ。ライブは無事に成功したから。だから君が気にすることなんてないんだよ。」と子供を諭すように優しく穏やかに言う
「えっ!えっ?どうゆうこと?!一体誰が代わりに...」そこで怜緒奈をチラリと見て、「あなた?じゃないよね。」と私の目をじっと見つめてくるのでサッと目を反らす。それは汚れを知らない無垢な瞳で見つめられたら女であっても照れ臭くてつい視線を反らしてしまうのは女であってもその眩しさはディスプレイを挟まないと刺激があまりにも強いから。
「えっ......あなたが!?」信じられないとゆう眼差しで再び見つめられられる。
「それはね......」怜緒奈は話した。引きこもりを抜け出して憧れのBND48のライブに行ったここと。そこで、メンバーから、小倉友希と間違われてライブに参加したこと。
なんとかメンバーと撫子ちゃんからの助けて貰って無事にライブを終えたこと。
この話しをうん、うん。と真剣に聴いていた萌香は、「ふぅん、そうゆうことだったんだね...」
萌香は心に残る疑念を振り払いぎこちない笑顔を作ろうとするが、に表情筋がこわばり口角が突っ張る。
「いや、まさかアイドルライブを観にいってステージの上に立つとは思わなかったよ。正直、かなりキツかった。。。」引きこもりにはね。
「そう、なんだ。普段は、何をしている人なんですか??」
・・・・
「うーん。。。警備員だよ。主に自宅のww」
応えを一瞬の間を置いて事実を少し濁して遠回しに自分の職業を伝える。
「そうなんだ自宅で警備員をー。ってただの引きこもりじゃないですか!?。」と友希は拍子抜けして驚き眼差しを向けてくる。
「う、うん。」あはは、やっぱりバレるよね。
「どう?ライブは楽しかった?!」その微笑みかけられた言葉にしみじみ思い返す。。。『うん!』怜緒奈は屈託なく応える。
だけど、自分はもうあのステージに上がることはないんだ......だって目の前に本物のアイドルが居るのだから。
だけど、彼女からの次の一言は驚愕のものだった。
「それなら、やってみるアイドル!!」
へぁ??!
『えぇ!?』どうゆうこと。何を言っているんだろう。この子は!
「どうゆうこともなにもやってみない。だってほらっ!!」目の前に手鏡をだしてきた萌友希。そこに写し出されのは、二人のおかっぱ頭の女の子だった。隣の小顔な彼女は、綺麗に揃えられたぱっつん前髪にシャンとしなと言いたくなる半目開きの精気のない眼差し、どこか甘えん坊なお子様を思わせるそのお顔とその隣に顔の大きさと細部を除けば瓜二つの顔がそこには並んでいた。
だけど、友希の心は依然として曇っていた。
《なんで?私だけ......》なんで私はライブの日程を間違って知らされていたんだろう。
なんの為に?? まさか......
自分はメンバー達からハブかれているのではないか。
皆が、示し合わせたとしたら私は。。。
そんな疑心暗鬼の被害妄想を膨らませるのだった。
*
『私がアイドルに?!』
どうゆうことだろう。まったく話しに追いていけない怜緒奈はすっとんきょうな声を上げる
「うん、ちょっと疲れてしまってね。普通の女の子として生活してみたくなってさ。」
それに、あなたの方がメンバーから受け入れられているみたいだから。どうせ、わたしは
NGTでは、要らない存在なんだ!?
だから、だから!と心が締め付けられていた。
「それじゃあ、あなたはこれからどうするの??」その怜緒奈の応えに友希は直ぐには応えなかった。少し間を空けてから彼女ははすぅーっと息を吸い込み。「気ままに女子高生でもやってるよ。華のJKだしね!!!」
元気過ぎる応えを返してはみるが到底そんな気持ちにはなれずにいた。
あぁ楽しかった。
今までずっと、夢を見ているみたいだった。
憧れの舞台に立ってやってこれてでも、これでいいんだ。いいんだぁ...しばらく休もと決め込んでいた。
こうして私達は秘密の契約を結んだのだった。
とりあえず話の出だしは終わりです。
これからも続々と更新していきます!