表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Toybox Online meta-β  作者: しんがりコーン
19/57

助太刀

いまさらながらこれが僕のステータスだ。



ハゼル・ドーセット Lv.15

種族 旧人類『アンシエント・クローン』

職業 発明家 

サブクラス ???(非表示) 

 HP  35/50

 MP  2100

 STR 8

 VIT 11

 INT 1080

 MID 3

 DEX 37

 AGI 30

 LUK 320


スキル(0SP)


■称号

 【スライムジェノサイダー】【ラビットジェノサイダー】【人類の敵】

■種族固有

 【クローンナンバー】【古の知性】

■生産

 【試作Lv.10】【霊感の閃き】

■収集

 【採掘】【採取】【解体】

■薬学

 【処方Lv.10】

■???

 【???】

■鑑定

 【古の記憶】【写真術】【鑑定Lv.10】

■解除・防止

 【???】

■耐性

 【水属性反射】【鑑定無効】

■趣味

 【昼寝】



【ラビットジェノサイダー】:兎系の敵に恐怖状態付与。与ダメージ増加。


『ラビットジェノサイダー』が近寄ったとみるやケイオスラビットの敵意は方向を変えた。『ラビットパニッシャー』よりは恐ろしくなく、かつ倒さなければ厄介な敵には変わりないから、これは妥当な判断といえる。


機械兵がウサギを攻めあぐねているのはおそらく『移動速度』の問題だろう。あいつ僕よりAGI低かったもんな。先ほどから機械兵がにじりよるたびウサギが脱兎のごとく逃げるというパターンが繰り返されている。『パニッシャー』スキルであの時のように拘束が出来ないのはおそらくボス補正のようなものが働いてるのだろう。つまり僕になにが出来るかといえばまあ機械兵が接近出来るまで『囮』役として兎を移動させないことだ。


ビニール傘を両手で構えて、

「さあ来いウサ公!」

ダークラビットと同じ、ジャンプ攻撃のモーションに入るケイオスラビット。

・・・なるほど、そこはケイオススライムと違うのか。


誤算だった。スライムの遠距離攻撃にはこの傘は耐えられた。

このジャンプ攻撃には・・・多分大丈夫だ。うちのギルド謹製の逸品だから。


問題は『僕の腕の強度』のみなのだ。


「・・・っぐ!いたたた・・・」

枝の折れるような音が左腕から聞こえた。僕はとある理由で痛覚設定をOFFにできない。

故に現実と同じとまではいかなくとも、うん、結構痛いな。

まあ腕はもう一本残ってるから、もう一撃は耐えられると思ったんだけど。

右腕が痺れて傘を取り落とした。あ、ダメだった。

拾う間もなくウサちゃんの次の前足が僕に振り下ろされる。


出来るだけの時間稼ぎをした。あとは機械兵に任せよう。そう諦めた時、


「ハゼルさん!あぶない!」


横合いから『小さな黒い棺桶』が飛来して、ウサちゃんの振り下ろされた前足にあやまたずヒットした。枝の折れるような音が前足から聞こえた。あれ結構痛いぞ、僕知ってる。

おかげで前足は逸れて僕のすぐ横の地面に叩きつけられた。

「+3!」

まだ痺れが残る右腕で傘と小さい棺桶を抱えて、+3の居るところへ。無事ウサ公の攻撃範囲を離脱した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ