!?
「幸い僕は工具類を持ち歩いているから、今から早速作業に」
「それならこのすきる、つかえそうではありませんか?」
と言って自分のステータスを見せてくる。普通はやたら他人に見せるものではないのだが・・・
でも僕はとっても気になるので見ちゃう!
??? Lv.32
種族 機械人形『アヌビス甲型』
職業 機械国軍衛生兵 ???(非表示)
HP 3329
MP 56
STR 1051
VIT 1570
INT 0
MID 300
DEX 96
AGI 10(50 DOWN↓)
LUK 20
スキル(0SP)
■称号
【原初の器】【???】【ラビットパニッシャー】
■種族固有
【パージ】【ナノマシン操作】
■生産
【精密機械Lv.30】
■収集
【採掘】
■回復
【応急処置Lv.28】
■盾術
【盾術Lv.20】
■砲術
【略式処刑】
■鑑定
【電波探知Lv.25】【写真術】
■解除・防止
【罠解除】【鍵開け】
■耐性
【状態異常無効】【バフ/デバフ無効】
■趣味
【音声合成】【料理】
ブラックボックス Lv.none 状態異常:死
種族 ■■■
HP ■■■
MP ■■■
STR ■■■
VIT ■■■
INT ■■■
MID ■■■
DEX ■■■
AGI ■■■
LUK ■■■
スキル(0SP)
■称号
【???】【ラビットマッシャー】
■種族固有
【デバッグ】
いろいろツッコミどころがあるんだが、
「君らニコイチだったのか!」
「そんなことより、この種族固有スキルを見てくれ」
あっハイ。・・・【パージ】か、おあつらえ向きのがあるじゃないか
「ではさっそく・・・【パージ】!」
そして機械兵はまばゆい光に包まれた。やがてそれが収束すると、そこには
「技の1号!」
「力の2号!」
「力と技のV3!」
「え、えーっと・・・4ごう」
8頭身から2頭身キャラにデフォルメされた感じの機械兵が、4体いた。
ご丁寧に黒い箱まできっちり分割されているクオリティの高さ。
「パージってそういう意味かよ!」
と、
「アンノウンの接近を確認!」
「この装備では迎撃できない」
「撤退する!4号は残れ」
「えっ」
誰か来たようだ。『アヴァロン』が応援を呼んでくれたのかもしれないな。
お茶会なぞ開いていたから結構時間を食ってしまったしね。
『1号がアイテムストレージに収納されました』
『2号がアイテムストレージに収納されました』
『V3がアイテムストレージに収納されました』
「僕のストレージに勝手にはいるんじゃない!」
「・・・まちまではこんでくださるんですよね?」
残された哀れな4号がすがるような目でこちらを見ている。若干声が震えていた。
正直、予想外なパージのされ方だったから困惑している。部品でばらけてくれれば
無害なことこの上ないから、僕は何も気負うことなく街に運びこめるとおもったんだが・・・
・・・いや、プランの大幅な変更は必要だが、
これはむしろチャンスかもしれないな。