魔法2
投稿久しぶり。
さあ、始まりましたー。グランと学ぶ魔法講座。本日解説を務めるグランと言います。今日はよろしくお願いします。さあ茶番は置いといて本題に入ろう。まず魔法を使うのに必要不可欠な魔法陣を作成する方法だが、専用の魔法具が存在していることがわかった。因みに部屋の隅っこの端に置いてあった木箱に入っていた。
因みに魔法陣の作り方だが大雑把に言えば専用の紙に専用のペンで魔法陣を書く、その紙を専用の機械を使って体のどこかに張り付ける。不思議なことに、紙に専用の機械を使い体に張り付けると透明になり普段は見えなくなる。
もっとわかりやすくスマホで例えるなら、魔法陣を書いてある紙がアプリのデータで体に張り付ける行為がダウンロード、魔法陣に魔力を込める行為がアプリを起動するためにアプリをタップするようなもんか。でもこれ張り付けた部分を切り落とされたどうなるんだろう?切り落とされ時のための道具でもあるのかな?後で探してみるか。
そんなことは置いといて、さっさと魔法陣の書き方を勉強しなきゃ。
こうして、俺は毎日毎日魔法陣の勉強に励んだ。はじめの頃は何が何だかよくわからなかったが、次第に慣れていくと魔法陣を作るコツがわかってくる。魔法陣をつくには、まず二重丸を描き、その内側の中側に自分が起こしたい現象を作るために必要な図形らしきものを描いていく。そして仕上げは外側の円の中に魔法文字と言わる物を書く、この時魔法文字と図形らしき物の効果が一致しないと機械を使って張り付ける段階で壊れる。
苦労して作った魔法陣が一瞬にして壊れていくときの気持ちは簡単には忘れられないとだけ言っておこう。
そんな心が折れそうな中必死で頑張っていたらある時見てはいけないものを見てしまった。
〖なお、今回書いた魔法陣を使った魔法の発動の仕方は、とても難しいため、現在では大規模な魔法の時以外使われていない。私も正直言ってあんまり得意ではない。だが、魔法陣を使った魔法も存在するよってことを皆に知ってもらいたかったのでこの本を書かせてもらった。次の巻ではちゃんと詠唱魔法を教えよう〗
なあ、俺この作者殴りたいんだけど、俺の今までの努力何?なんであとがきにこんな重要なこと書いておくの?俺も薄々おかしいとは感じてたけどさ、これは流石にないよ。メイドさんが魔法使ってるとき詠唱してるから (。´・ω・)ん? とは思ってたけど落ちがこれって。でも結構使えるようにはなったしいっか。
こんなことでへこんでたらこの先やっていけないか。
気づいたら知らないところで赤ちゃんになったのに、今までやってこれている俺の精神力なめるなよ。スポーツ選手以上だぞ、多分。
さて、問題はこの詠唱魔法をどうやって覚えるかだ。諦めてメイドさんにきくか?けどここまで来たら秘密にやりたいし・・・よし、無理そうだったらメイドさんに聞くか。とにかく今日はもう部屋に戻ろ、最近こうやってこそこそやってるのメイドさんにバレてるし。はぁ、せめて転生させてくれたんなら説明くらいしてくれよ。まあ説明を受けたのが行く前なら断ってたけど。まぁ、過ぎたことはしょうがない。いろいろ忘れるためにも、メイドさんにドッキリでも仕掛けてみるか。せっかく勉強してある程度使えるようになったんだ。悪戯ぐらいになら使えるだろう。内容は・・・こんな感じでいいか。よし、始めよう。
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あれから数日がたった。そしてついに、魔法陣が完成した。この魔法の効果は、今その瞬間一番驚く出来事を幻覚として見せることができる。というものと、一番驚く音を聞かせることができる、というものだ。これさえあれば、今までの悪戯に対する仕返しにもなるだろう。
一番俺が驚いたのはあの時だ、急に魔法で空に飛ばされて、一気に落下するというものだ。更に、下を向いたら、地獄にありそうな、でかい釜が赤い液体を沸騰させてる。あの時の、下を見て状況を理解した後の記憶はしばらくないので、その後は想像にお任せする。
お!そんなことを思い出していたら、ついにターゲットが来た。よし、さっそく実行だ。『悪戯』
「え!なんか急に視界が真っ暗になって、え?え?っわ、雷が、こ、今度は台風が、え、ここどこ、空の上?え、また場所が変わった」
んー驚いてはいるけど微妙かなー。もっとキャーーみたいなのを期待したんだけど。魔法の効果は時期に消えるから後は・・・放置でいっか。
メイドもメイドだが、主人公も主人公で中々の非道だった。
「なんなのこれーー、誰か助けてーーーー」
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あ、そう言えば急いでて説明するの忘れちゃってた。怒られてないうちにさっさとやろー。えーとまずは・・・えっ!どうしよう。これ取り返しつかないんじゃ・・・と、とにかく急がなきゃ。
次はたぶん神様登場。