2023年9月分
№2826~2870
2826.『親戚回り』
#twnovel 仕事帰り、旬の果物を適当にと、ワケあり品の桃を箱で買う。車を走らせ、方々の親戚や友人の家を回り、桃を買い過ぎたから分けに来たなどと誤魔化しながら家に上がる。桃は仏前に置いていく。また一つ歳をとったことを、手を合わせながら報告する相手が増えてきたなとしみじみ思う寄る年波。
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【書き出し:「水面に錦が揺れている。」】
2827.『風習について』
#twnovel 水面に錦が揺れている。確か、この辺りの風習で、その年一番の出来の織物は川に流すことになっているらしい。本当は、晴れ着姿の生贄を捧げていた名残りだろうかと邪推するのは物書きの悪い癖。そんな物思いに耽っていると「その洗濯物拾って!」の声がとんできたので驚いて私も川流れした。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「晴れた日の幼稚園児」です。】
2828.『晴れた日の幼稚園児』
#twnovel 新しい長靴を買ったのに雨が降らなかった。それでもみんなに見せびらかしたくて、幼稚園に履いていった。だから僕のせいなんだ、と保護した幼稚園児が泣いている。皆が避難する中、彼は傘を剣のように構えて反対方向に走っていった。台風を呼ぶ怪獣が現れたのは、自分が雨を望んだからだと。
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2829.『笑顔の家』
#twnovel 常に穏やかで、笑顔を絶やさない家庭で育った。食卓は必ず家族全員で囲み、台所はいつも汚かった。不機嫌で空気を悪くした者が皿洗いをするとルールがあったからだ。両親は絶対にやろうとせず、気持ち悪さに耐えきれず大声を出した私が溜まった食器を片付けていた。両親はずっと笑顔だった。
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2830.『すぐそばに』
何だか遠回りしちゃったな。結局、求めていたものは一番近くにあったんだ。ただ、変に意地になってたっていうか、お前のこと、昔のままだって、変わってしまったのを認めたくなくて。違うよな。もう、立派な…
#twnovel
あちこちの本屋を回っても置いてなかった本を近所のTSUTAYAで買ったときの話。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「真夏の夜のおっちゃん」です。】
2831.『真夏の夜のおっちゃん』
#twnovel 晩酌してたらなんか表が騒がしいので様子を見に出ると血だらけのおっちゃんがいてウワーッ!となりどうしたのか訊くとおっちゃんは「転んだ!」と言い千鳥足で去っていったので戻って晩酌の続きをしたが、酒は水のようにしか感じず、ホンモノを見て酔いは一瞬で醒めた。真夏の夜の悪夢かよ。
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2832.『お姉さんの教え』
#twnovel「疲れたら、あったかいものと甘いものを摂ること。これは万能薬なんだから」子どもの頃、よく面倒を見てくれたお姉さんはそう言ってお茶とケーキを振る舞ってくれた。それをよく覚えているから、疲れたら、甘口の酒を熱燗で飲る。飲りすぎてまた寝落ち。うん、お姉さんに合わせる顔がねェな。
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【書き出し:「もう少し、世界には優しさが必要だ。」】
2833.『優しさが必要だ』
#twnovel もう少し、世界には優しさが必要だ。バファリンだって半分は優しさでできている。だからバファリンを解析すれば世界の半分を優しさにできるはず。あとは魔王から世界の半分として割譲してもらえば優しさは私のものだ。と、そんなバカな考えが浮かぶほどの高熱を冷ますためバファリンを飲む。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「王様の猫」です。】
2834.『王様の猫』
#twnovel 家臣の多くは誤解しているが、あれは王の飼い猫ではない。勝手に王宮に入り込んでくる野良猫だ。王を見つけると突撃し、追い払おうとした手に頭をこすりつけ、適当に構うと姿を消す、王の心を少し柔らかくしていく猫。そのおかげで王が残酷な決断を思いとどまっていることを、誰も知らない。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「嵐の夜の商人」です。】
2835.『嵐の夜の商人』
#twnovel しまった。台風が来ると聞いていたはずなのに傘がない。どこかで買いたいが近くにそんな店は…と、目に留まったのは『台風屋台』と幟を出すワゴン。「需要があると思って、こういう日を狙って行商してるんです」商売上手だ。さっそく傘を…「取り扱ってるのはコロッケ」商売ヘッタクソだな!
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【#妖怪呟怖 お題「鬼婆」】
2836.『鬼婆の孫』
#呟怖
鬼婆は、優しい老婆から豹変するものらしい。そんな怪談を聞いて、何だか腑に落ちた。やけにすっきりした気持ちで家に帰る。家には、もはや介護されることに礼すら言わなくなった祖母が待っている。昔々、大事にしてもらった記憶があるから、私は「殺す気か!」と罵る鬼婆のもとを去れないのだ。
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2837.『思慮深い男』
#twnovel 僕は思慮深い方だと自負している。どんな物事にも様々な見方があり、最悪の可能性があると想定している。「『最悪の可能性』をべらべら喋って嫌な気分にさせる、その性格の悪さにはうんざりなの」彼女がそう言って出て行ってしまうことも想定しているので、口に出さないよう気を付けている。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「苦い記憶と侍」です。】
2838.『苦い記憶と侍』
#twnovel 夜、辻斬りに遭う。今日一日、最後は侍に斬られないと後味が悪いことばかりしてきた。朝から機嫌が悪く人に当たってしまった。いっぱいいっぱいなのを理由に困っている人を無視した。斬られるのを待つが、侍は刀を鞘に納めてしまう。生かされた俺は、苦い記憶を抱いて寝る。明日、雪がねば。
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【書き終り:「喉が悲鳴を上げる。」】
2839.『体の悲鳴』
#twnovel 最初に悲鳴を上げたのは腕だった。力自慢ではないので重いものを持ち上げればこうなるとわかっていたので、腰を使ってバランス崩壊を防ぐ。結果、腰が悲鳴を上げた。鋭い悲鳴は脊髄を駆け上がり、脳が「あ、これは悲鳴ですわ」と認識したところで、最後の最後にようやく、喉が悲鳴を上げる。
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2840.『カスタマーハラスメント』
#twnovel ご宿泊のお客様からクレーム。「こんなに金を払ったのになぜ食事にエビが出ないのか」と。大変申し訳ありません、直ちにエビ獲り放題をご提供します。ついでに宿泊料も無料にした。今後の宿泊をお断りする手切れ金代わりだ。それに、財布を回収しに海の底まで行くのは流石に採算が取れない。
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【書き出し:「突然落ちた影に、空を見上げる。」】
2841.『ドローン配達』
#twnovel 突然落ちた影に、空を見上げる。箱を抱えたドローンが浮いていた。『お届け品ですー』そういえば今日荷物が届くんだった。へえ、家にいなくてもこんなサービスがあるんだ。『念のため確認しますね。えーと』そして公衆の面前で恥ずかしい商品名を読み上げられ、次は絶対忘れまいと決意した。
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《ショートコント飯店》
2842.『プラスサイズ』
#twnovel「大将、この『プラスサイズ』って何」「大盛りのこと。何か、最近はそう言うのが流行りなんだろ」「流行りっていうか、配慮っていうか…まあいいや。背脂ラーメン、トッピング全乗せ、プラスサイズで」「へいデブ飯一丁お待ち!」「最も配慮を必要とする言葉がオブラートをぶち抜いてきたな」
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【twnvday2023/9/14 お題「完結」】
2843.『さらば、ついのべの日』
先月をすっぽかしての今月、お題は『完結』と聞いて「ああ」と嘆息する。終わるのだ。月に一度くらいはの祭典が終わるのだ。でも、来月、何もなかったように次のお題がしれっと出たり、自由にタグを使う人がいたりする気もしている。物語でしか物を語れない人々がいる限り、思い立ったが #twnvday だ。
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2844.『禁じられた言葉』
#呟怖
「絶対にその言葉を口にしてはいけない」そんな大げさなと思いながらも、周りの人が「アレ」としか言わないことに恐怖を感じ私もそれに倣った。どうやら電車待ちをしている間に『その時』が来たらしい。隣にいた人が「優勝や!」と叫んだのでそっちを見ると消えていた。線路に飛び込んだようだ。
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2845.『やぎみす』
#twnovel やぎみす。これは山形県の方言で、標準語ではおにぎり、あるいは、焼きおにぎりを指す。さすがにブレブレすぎて疑問に思い調べてみたが、理屈が全然わからない。ばあちゃんが「やぎみすでも、け」と言ったら、出てくるまでおにぎりか焼きおにぎりかわからない。シュレディンガーのやぎみす。
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2846.『ウソの探偵』
#twnovel この探偵事務所では嘘の事件だけを扱っている。起きてもいない事件を一緒に捜査したい、特に理由はないけど尾行されてみたい、そんな依頼人の冒険心を満足させるのがうちの仕事。そんなだからアンタの素性が嘘でも構わない。嘘の事件を話してみなよ、本当にしないで済むかもしれないからさ。
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2847.『レッサーパンダを放す』
#twnovel 私はレッサーパンダの飼育員をしている。ある目的のため、いつかは手放さねばならないと知りながら。調教も済み、いよいよその時が来た。名残惜しそうに何度も振り返るレッサーパンダを追い立て叢に放つ。お前は歴史の一部になるんだ。妖怪『鵺』として、この時代で武士に退治されるんだ…。
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2848.『狐の鉱山』
#呟怖
「この鉱山では狐に化かされると言い伝えがあります。掘り尽くして閉山するまで、気が触れたり遁走する鉱夫が何人もいました」「不思議で、怖い話ですね」「ところが、原因は幻覚を見せる天然ガスにあると早くからわかっていたようなんです。利益を優先して、狐のせいにし続けた人間が一番怖い」
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《ショートコント飯店》
2849.『おめでたいやつ』
#twnovel「大将、メニューの『おめでたいやつ』って何。バカにしてんの?」「赤飯」「あ、なんだ…」「ところで、今見てるドラマで赤飯がキーアイテムなんだが」「知らんよ」「赤飯を食わせた相手を実は『おめでたいやつ』ってバカにしてて裏切るのかなって」「知らんドラマの考察聞いても知らんよ…」
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2850.『世捨て志望』
#twnovel 参加料代わりに買った一杯二百円の銘も知らない酒を片手に神輿が通る道を練り歩く。それが毎年の祭りの楽しみ方。このまま妖怪か仙人になれたら、そんなことを思いながら神輿を眺めていると「いい夜だね!」といきなり声をかけられぎょっとする。この酔っ払いよりは、俺は人間らしいようだ。
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2851.『失われた休日を求めて』
#twnovel「祝日なのに何故か憂鬱なんです…」「それは、今日が月曜日だからです」たいていの依頼人はそう謎解きしてやれば納得するが、中には「わかってますが、もっと別の喪失感があって」と訴える者もいる。私も同感だ。失われたシルバーウィークの捜索のため、私は「一週間休業」の札を表に出した。
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2852.『晩酌どきの父と娘』
#twnovel どーせ食後は俺が皿洗いするのでだらだら晩酌をしていると、娘が何か作り始めた。洗い物が増えるのは嫌だなあ…と眺めていると、できたものを俺に差し出した。「スムージー、健康にいいよ。元気でいてね」俺はたまらず涙を流し、娘がくれたスムージーをさっそく焼酎で割って娘にシバかれた。
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2853.『何でも冷やす文化』
#twnovel 山形には何でも冷やす文化があるというロケで、取材先の家庭では確かにご飯も味噌汁も何でもキンキンに凍らせて食べていた。さすがに現地スタッフもざわついて撤収を指示。やらせをやりすぎたのかなと思っていると耳打ちされる。「たまたま特殊な家庭に来てしまいました。ここ雪女の家です」
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【#妖怪呟怖 お題「あずきとぎ」】
2854.『キャリアアップ』
#呟怖
いつまでもふらふらしてるのもアレなので『あずきとぎ』の求人に応募する。簡単そうだし。でも小豆と縁深い志望動機の人が多く、俺では無理かな…と思ったが「赤飯が好きでした」というエピソードであっさり合格。敷居が低くてありがたい。妖怪キャリアの足掛かりにして、ただの浮遊霊は卒業だ。
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【書き終り:「触れた冷たさを忘れる日は、一生来ない。」】
2855.『昨日いきなり君から話しかけられた』
#twnovel その笑顔に触れた温かさを忘れる日は、一生来ない。もらった優しさを返したくて、ずっと見守って、そのときがくるのを探っていた。そうしていたら奇跡のように向こうから話しかけられて、ストーカーとして通報された。最後に、そのまなざしと、手錠に触れた冷たさを忘れる日は、一生来ない。
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【書き出し:「その表情を、はっきりと思い出せない。」】
2856.『The day has come』
#twnovel その表情を、はっきりと思い出せない。子どもの頃、自分を助けてくれた人がどんな顔をしていたのか。いつかこんな大人になれたらと、ずっと凛々しい顔を想像していたが、ひょっとしたら「本当に良かった」とべそをかいていたかもしれない。やっとそんな大人に追いついた、今日の僕のように。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「美しい哀愁」です。】
2857.『美しい哀愁』
#twnovel いいですかぁ。『哀愁』とは『古い衣と秋心』と書きます。夏が過ぎめっきり涼しくなり、去年の秋服を引っ張り出したが、夏太りでサイズが合わないもの悲しさを語っているんですねえ。え?『古』は微妙に字が違う?それに気づいても指摘しないのが美しさってものなんですよこのバカチンがぁ。
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2858.『お品書きが自慢の店』
#呟怖
店に入ってぎょっとする。格安の居酒屋とは思えないほどお品書きが豊富とは聞いていたが、短冊が壁一面どころか天井にまで貼り巡らされていた。店舗の解体にあたって下見中に、剝がれかけているものの下にも紙があるのを見てべりべりとめくって覗いてみる。短冊の下には夥しい量の御札があった。
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2859.『夕カヘ』
#twnovel「いや絶対に読めないし意味わかんないでしょこれ」と気になった地名の由来を地元の人に訊ねる。「ああ、これは『要害』が訛って、それに適当に字をあてたからこうなったんだよ。要害、つまり砦だって地名からバレないよう隠したんだ。ところで、軍事機密を知ってしまったな。生かして帰さぬ」
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2860.『猫は名前を覚えない』
#twnovel 猫はバカだから名前を覚えない。認知症のじいちゃんがテキトーに呼ぶ名前に反応してたし。そのじいちゃんが施設に入ってから猫の元気がない。名前を呼んでもシカト。ふと、じいちゃんが呼んでたテキトーな名前で呼んでみる。耳を立てた。バカと言ってやると引っ搔いてきた。泣いて、笑った。
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【書き終り:「遠く、そっと幸運を祈るしかあるまい。」】
2861.『気になり出すのはだいたい手遅れなとき』
#twnovel あっ、と声が出た。思ったより大きかったようで隣の人に「どうした?」と訊かれるが、何でもないと答えておく。本当は気になって仕方ない。ガスの元栓を締めてきたかわからなくなった。大気圏を飛び出し、地球には当分戻れない。宇宙ステーションから、遠く、そっと幸運を祈るしかあるまい。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「夕暮れ時の少女」です。】
2862.『夕暮れ時の少女』
#twnovel 夕方の曲といえばドヴォルザーク。気障ったらしいと思われるだろうが、子どもの頃、下校中にその曲を弾いていた年上の少女との思い出がある。聴き入っていた僕に微笑み、男の子はこっちのが好きだろうと髪を振り乱しながら激しく弾いてくれた第四楽章が、人生で初めて受けたファンサだった。
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《ショートコント飯店》
2863.『焼き氷』
#twnovel「大将、この『焼き氷』って何」「かき氷をメレンゲでコーティングして火ィ点けるやつ」「前にテレビで見たやつそのまんまだよ。パクリじゃねーか!」「バレたか。じゃ、ちょっと変更して」「…『焼ける氷』って何」「へいお待ち」「す、すごい!氷から湯気が立っ…ドライアイスじゃねーか!」
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《ショートコント飯店》
2864.『やけそば』
#twnovel「大将、この『やけそば』って何。まさか焼け野原のように焦げた焼きそばとか?」「……」「大将?」「もう混乱して…パニックになっててェ…」「じゃあ店じまいしろよ」「へいお待ち!」「注文してないよ。しかも具なし焼きそばじゃねーか!」「具材ないから値上げな!」「自棄になってる…」
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2865.『詫び飯』
駐車場でカーナビをいじった詫び飯のつもりで入ったレストラン。俺のあとに客がどっと押し寄せる。やばい、人気店に一人でふらっと入ってしまったようだ。気まずくなり「満席です」と言われた女性に「相席でいいです!」と申し出て…
#twnovel
「『それが今の妻です』か?」
「いや、普通に断られた」
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《今日の献立報告》
2866.『栗ごはん』
#twnovel「今日は栗ごはんですよ」「秋っぽくていいね」「中秋の明月なので。栗を月に見立ててます」「……」「どうしました?」「月、多いね」「……」「……」「…こういう、月が一つじゃない異世界なので」「ファンタジー…」「そうでなければ月が砕けた世界線なので」「サイエンスフィクション…」
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【書き出し:「折畳み傘は結局、鞄の中だ。」】
2867.『抜かりなく』
#twnovel 折畳み傘は結局、鞄の中だ。抜かりない私は、①彼が傘を持っていた場合、②彼が傘を忘れた場合、どんな状況でも相合傘に持ち込めるよう、折畳み傘をセレクト。③そもそも雨が降らなかったの発想はなかったわ。そして④彼には一緒に帰る相手がいる、現実は非情である。帰るか。傘振り回して。
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2868.『映画とカレー』
#twnovel なじみの映画館の近くにカレー屋が開店したので行ってみる。最近、映画好きの間で『カレー食って整う』なんて流行りがあるからだろうか。「いや、ただの偶然スね。でも映画帰りのお客さんは多いです。皆さん、スパイスカレーをぐちゃぐちゃにして食べるのが好きみたいッス」感情の表れが…。
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【#妖怪呟怖 お題『うわん』】
2869.『ぴえん超えてうわん』
#呟怖
スマホでメッセージを打ち込んでいると、新しい絵文字が増えていた。何だこれ。試しに使ってみると『うわん!』と音が出た。『ぴえん』みたいなもんか。妙にツボって使いまくっていると、絵文字を送り付けたフォロワーたちが、魂が抜けたかのようにただの宣伝アカウントに。ぴえ…いや、うわん。
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【あなたがこれからつくる作品のタイトルは「夕暮れ時の恐竜」です。】
2870.『夕暮れ時の恐竜』
#twnovel 子にせがまれ、喋る恐竜に会いに遊園地へ。私が子どもの頃にも、恐竜が来て、日が暮れるまでお喋りに夢中になった。もっとも、当時は職員さんが声を当てていて、今回のAI恐竜とは別物だが。しかし恐竜は私を見て『やあ、久しぶり』と優しい声で言った。私は「AIじゃないじゃん…」と泣いた。




