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2023年5月分

№2648~2694

2648.『自炊部』


#twnovel 子どもの頃、温泉旅館を探検していたら「ここは自炊部だから来るな」と叱られたことがある。湯治を目的に長期滞在する客の部屋で、節約のため持ち込み食材で自炊しているからそう呼ぶらしい。こっそり食べさせてもらった『自炊』は、とびきり美味く、それ以来、人間の食べ物は口に合わない。


 *


2649.『妖狐』


#twnovel「ウチの嫁は狐かもしれない」と相談を受ける。毎日油揚げとかなのか。「いや、玉藻の前の前身である褒姒后は、狼煙で笑ったという逸話があってな」やべえ大物の狐だな。「ウチの嫁も、俺のあることないことツイッターに投稿して炎上すると笑うんだ」普通に人間だと思う。別れた方がいい類の。


 *


2650.『仕様さん』


#twnovel 昔、同じ部署に『仕様』という仇名の人がいた。「納得できないことはしない」と言いながら、懇切丁寧に諭しても最後は感情だけで「納得しない」と言う人だった。後にエンジニア用語だとわかった。手をつけられないバグは『仕様』と言って諦めるしかないと、周りの方が「納得」していたのだ。


 *


【「幸せになってください」という台詞で始まり「繋いだ手は今度こそ振り払われずに、きゅっと握り返された」で終わるお話】


2651.『母よ』


#twnovel「幸せになってください」縋りつく私を突き放すような他人行儀の言葉を残し、母は去った。借金のため仕方なかったのだと人伝に聞いた。歳月が過ぎ、ようやく居場所を探し当てた、寝たきりの母に告げる。「いま、幸せになれました」繋いだ手は今度こそ振り払われずに、きゅっと握り返された。


 *


【#このマイナー妖怪を現代怪談で復活させてやってください お題「蟹坊主」】


2652.『クイズ!蟹坊主』


#呟怖

「両足八足、横行自在にして眼、天を差す。これ如何に」度胸試しに怪異が出ると噂の寺に泊まると例の問答がきた。得意げに「お前は蟹だろう!」と答える。「何ガニ」「えっ」「漠然とした蟹では不正解」困惑した俺は「じゃあタラバガニ」と答え「それヤドカリ。蟹じゃない」と鋏で首を切られた。


 *


【書き出し:「その瞬間、世界が輝いて見えた。」】


2653.『上司の背中』


#twnovel その瞬間、世界が輝いて見えた。仕事でミスをして、取引先で謝り倒した帰り道。一緒に土下座していた上司が「さ、切り替えて次の仕事だ」と歩き出す。いつになく大きく見えるその背中は、後光が差すようで、僕の視界は眩しさに満ちたのだ。薄くなった頭部に光が反射したせいではないと思う。


 *


2654.『子隠しの風習』


#twnovel 民俗誌を読んでいると、昔、赤子は隠すものであったのだと当時の風習からわかる。可愛いと言えば良くないものを呼び寄せるので、いないものとして振る舞わなければならず、見つかったならば辛い憎いと貶してそれらの興味から遠ざけた。妬み嫉みが蔓延する、それが令和という時代だったのだ。


 *


《ショートコント飯店》


2655.『黄金週貫』


#twnovel「大将、この『黄金週貫』って何」「ゴールデンウィーク特別メニュー。寿司だよ」「だから貫か。どんなの」「混雑状況を表現している」「嫌なとこ表現してるな。でも、ぎっちぎちに詰まってるならお得か。頼みます」「へい」「…ねえ、まだ?」「渋滞してるからね」「嫌なとこ表現してるな!」


 *


【書き終り:「雨音のリズムに身を委ねた。」】


2656.


#twnovel しくじるのはいつものことだ。例えば、傘を忘れて雨の中を走るのなんてしょっちゅうだった。それでも何とかなってきたのだから、今回もいけるかもしれない。打たれないよう遮蔽から遮蔽へと駆け抜ける、それだけのことだ。息を吸い込む。弾丸の雨を掻い潜るべく、雨音のリズムに身を委ねた。


 *


2657.


#twnovel 愛とはお互いを見つめ合うことではなく、二人で同じ方向を見つめることである。聞いたときは何それと思ったけど、確かにそうだと気づく。テレビを見ているときとか、我が子の成長を見守るときとか。旅立つ我が子の電車を見送ったあとは、さて、何を見ようか。何だか久しぶりに見つめ合った。


 *


2658.


#twnovel「ラブホはどこも経営厳しくてさあ。なんかウチだけの売りを作りたいんだけど」「なら名物メシ作りますか。ローション蕎麦!」「…アトラクション方面がいいかな」「ローション流し素麺!」「…お風呂の設備を」「露天ローション風呂で月見酒!」「メシから離れ…いやローションから離れろ!」


 *


【文中に『月』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文】


2659.


#twnovel 我儘はいつものことだが、妙な頼み事を仰せつかったものだ。「姫、今日はいい月夜です。じきに満月ですよ」こう毎日報告させるほど気になるなら、自分で見ればいいのに。姫は「そう」と答え、ふて寝してしまった。そういや知らないといけないとは言ったけど、知りたいとは言ってなかったな。


 *


2660.


#twnovel 山道を散歩中、周りの木々が新緑に衣替えする中、まだ花を咲かせる桜があった。なかなか面白い光景だと思い『紅一点って感じ』とコメントをつけ写真を送る。だんだん、言い方が少しキモかったかもしれないと後悔していると『ホントだ、オタサーの姫って感じ』と返信があった。超えてきたか。


 *


【#このマイナー妖怪を現代怪談で復活させてやってください お題「平家の落武者」】


2661.


#呟怖

平家の隠れ里(と伝わる場所)は全国各地に数あれど、未だ怪談が付随する場所は珍しい。何でも、頭の中に直接声が響くのだとか。地元の人に案内を頼み訪れたが、何も聞こえない。デマでしたね、と案内人に告げる。「私には聞こえます」鉈を向けられる。「あなたは源氏。我が一族の仇を討て、と」


 *


【文中に『地面』を入れて【未練】をイメージした140文字作文】


2662.


#twnovel いよいよ雪がなくなったので、休日を利用して車を一日走らせることにする。行きつけの店、職場、それらをぐるりと巡り帰ってきた自宅前。車をよく停める場所の、周りの地面をじっくりと見て回る。雪が降る中、慌てていたせいでどこかに落としたであろうストラップは、どこにも見つからない。


 *


2663.『ざるそば』


#twnovel「どういうこと!?」店で何やらカップルがもめている。嫌な場面に出くわしたな。「『ざるで出されるからざるそば』って前に言ったよね?ざるじゃないじゃん!」なんちうアホな内容で問い詰めてんだよ。彼女は出て行ってしまい、彼氏は「じゃあ、ざるそばって何なんだよ…」と呟いた。それな。


 *


【書き終り:「飴色の家具は埃を被っていた。」】


2664.


#twnovel レトロブームで木製家具の人気が高まっている。今日は一人で大量に買い込む客が現れた。搬送のため同行すると、そこは自宅というより、家具倉庫の様相であった。「実は私も業者なんです。時を経た感がある状態で欲しいという人のために、寝かせて育てています」飴色の家具は埃を被っていた。


 *


2665.『冷やかし』


#twnovel『冷やかし』は江戸時代に生まれた言葉らしい。紙をリサイクルする過程で、煮た紙くずを冷ます待ち時間をそう呼び、職人はその間、街ブラしたという。何でそんな話をするかっていうと、まあ、アレだ。カミさんのほとぼりを冷ますには、気ままにショッピングでもさせてみたらどうだって話だよ。


 *


2666.


#twnovel その上司は同僚に好かれる人ではなかった。自社よりも取引先を立てていたからだ。その真意は、脱サラで店を持つという先を見越し、親しくなった業者に設備や什器の面倒を見てもらうことにあった。元同僚が客として来たりしないので店は閑古鳥。故に、私の憩いの場である。元上司にとっても。


 *


【文中に『ふわふわ』を入れて【面白そう】をイメージした140文字作文】


2667.


#twnovel 母子家庭に育ち辛いことはあったが、楽しい思い出もある。それが「ふわふわ」だ。と言っても、おそらく生まれる前の記憶。独り立ちしてからは興味の赴くまま「ふわふわ」を探し続けた。そして行き着いた、母がかつて常連だったホストクラブ。今では楽しく「フワフワ!」と声を張っています。


 *


2668.『アンコンシャス・バイアス』


#twnovel 親が単身赴任。そう聞いて、父親が別居する図を思い浮かべませんでしたか。それがアンコンシャス・バイアスです。「親がラブラブで父の単身赴任に母がついていってしまい今日からこの家で一人暮らしかよやれやれ、という図が思い浮かんだのですが、これは?」ラノベの読みすぎなんだよなあ。


 *


2669.『AI羅生門』


#twnovel 羅生門にて、怪しい挙動をしていた老婆を下人が捕らえると、老婆は「この絵をAIに食わせてな、この絵をAIに食わせてな、稼げる絵を出力しようと思うたのじゃ」と白状した。下人は「では、AIが出力したこの絵を、俺が転売して稼いでも恨むまいな」と言い放った。著作権の行方は誰も知らない。


 *


【文中に『もっと』を入れて【知りたい】をイメージした140文字作文】


2670.


#twnovel 人間の闇に興味がある。だから私は毎日ツイッターを開いているのかもしれない。自己分析を口にすると、相手は一笑に付した。「見ているだけじゃ理解できませんよ。もっと深い、本当の闇を教えましょう」と誘われ、約束の場所に行くと、誰も来なかった。後日、待ち続ける私の動画が晒された。


 *


2671.『電柱聖戦』


#twnovel 電柱戦争の勃発は、景観のために電柱を地面に埋め始めたことが原因とされている。人間側の横暴に、電柱側は激怒。立っているだけで何ができると意に介さなかった人間だが、状況が一変。電柱は、かねてより止まり木として懇意にしていたカラスと同盟を結び、糞の絨毯爆撃を連日行わせている。


 *


2672.


#twnovel 初めて三分クッキングの現場に入る。事前に注意を受けた。「作り始めた状態の料理と、何時間も煮込んだ状態の料理を同時存在させるために、時間の流れを不安定にしてあります。手順を間違うと時間が崩壊しますよ」無事終わりたければ、レシピ通りに作ること。料理人としての基本が試される。


 *


【「耳触りのいいその声が、好きだと思った」で始まり「本当に嬉しいとき、言葉よりも涙が出るのだと知った」で終わるお話】


2673.


#twnovel 耳触りのいいその声が、好きだと思った。深夜にラジオを聞いているときだけ寝落ちできた。いろいろ整理がつき、ぐっすり眠れるようになったのでもう聞くことはないだろう。そう思っていたのに、私と同じく番組も引っ越ししてきたらしい。本当に嬉しいとき、言葉よりも涙が出るのだと知った。


 *


【twnvday2023/5/14 お題「伝説」】


2674.


#twnvday「大昔だと今日は『母の日』という記念日だったらしい」「『母』?それは何ですか?」「その説明は難しい。はっきりとした定義が残っていないんだ。躍起になって多様性を推進した時代に、ぐちゃぐちゃになってしまったらしい」「はあ…」「だが感覚的な概念は残った。『バブみ』といってな…」


 *


2675.


#twnovel「愛しているよ」心の中の悪い自分がそう言わせる。道具としてしか興味がないと素直に言えたらどれだけ楽だろう。そんな苦しみを見抜いた上で、愛の言葉をねだるというのか。こんなことはやめてお互い楽にならないか。まだ君は僕を愛していると言うのか。

#愛・悪・君で文を作ると性癖がバレる


 *


《ショートコント飯店》


2676.『モンティ・ホール問題』


#twnovel「大将、メニューの『モンティ・ホルモン』って何」「このホルモンの三種盛り合わせ、どれか一種はあたる」「客に出すな」「客が選ばなかった一種を俺が食う」「客のを食うな」「さて、あたるのは残ったうちのどっちだ!?」「正解は『しっかり焼けばあたらない』だろうよ」「やはり天才か…」


 *


2677.


#twnovel 異世界人の知識チートにより、王の警備体制は『現代化』した。特に警備訓練は「相手の名前を叫んでから襲ってくるようなヤツはいない」と散々扱き下ろした。後日、本当に王の名を呼ぶ襲撃犯が現れ、まるで警戒していなかった王は魔法の瓢箪の中へと消えることになる。

#ファンタジー社会問題


 *


2678.『ぼったくり今昔』


#twnovel ぼったくりはね、昔は払えない料金ふっかけて闇金で借りさせるっていう手口だったけど、カード払いが主になってからは穏便になったね。でもキャッシュレス決済でまた手荒に戻っちゃった。「ちょっと跳んでみろ」ってあるじゃん。その運動でポイント溜まるから、払えるまでずっとやらせるの。


 *


【文中に『もう一つ』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文】


2679.『在りし日の』


#twnovel「もう一つちょうだい」本当はいらないだろうに、そうねだるのは、構って欲しいからなのだとわかっていた。あの子には寂しい思いをさせているからと、つい応じてしまう。やがて成長すると、遠慮をするようになった。その度に何だか寂しくなって、私は「もう一ついるか?」と訊いてしまうのだ。


 *


2680.


#twnovel「真逆な人物像の逸話がある偉人っているじゃん。二人いたってことなのかな」「んなフクザツなもんかね。単なるキチゲ解放とか、信念を曲げることに興奮する変態だったとか、裏アカとか」「とりあえずそんなすらすらと与太話が出てくる君はちょっとツイッターやめてみるといいんじゃないかな」


 *


2681.『育休シェアハウス』


#twnovel 育児休業取得者向けのシェアハウスを見学した。「住居者一丸での育児はもちろん、赤ちゃんに害がないよう床の上を徹底的に片づけるのは無理という方のために、安全な育児専用の場を提供する目的です。そして皆様、自宅に戻る頃には立派に趣味を断捨離できるようになります」宗教施設かな…?


 *


2682.


#twnovel『こだわりのフランクフルト専門店』の屋台に出会った。値は張るが美味い。こだわりは何かと訊くと屋台の店主は「ウソはつかないことさ」と言った。それが、俺も屋台をやりたいと思うきっかけだった。正確には、その後、激安量販店で商品名『こだわりのフランクフルト』を見つけたことだった。


 *


2683.『作らせたい男と食べない女』


#呟怖

嫁いできた女は「私は何も食べません」と宣言したとおり、食事は夫の分だけ作り、食べずによく働いた。都合の良い女だと思っていたが、その正体に気付いたのは、自分が『食い尽くし系夫』としてネットで晒され、叩かれていると知ったときだった。女は炎上用の裏アカを持つ『二口女』だったのだ。


 *


2684.『狸鍋』


#呟怖

郷土料理を研究していると、矛盾に気付くことがある。例えば、狸鍋が名物と語り継がれる地に、狸は生息していないとか。狩り尽くしてしまったのか、余所からもたらされたのか。最早知る由はない。気になるのは、飢饉を伝える文献の中に『狸は人に化ける』と確信をもって記されていることである。


 *


【文中に『電話』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文】


2685.『もしもしゆうれい』


#twnovel『私、先日助けていただいたメリーさん』ああ、あの道に迷ってた…『恩返しがしたいの』そんな気を遣わなくても『何したらいいの?』じゃあ、たまに、こうやって電話をかけてもらえるかな『それでいいの?』うん、もう誰も使わないから、公衆電話で地縛霊してるのは寂しくてね…ありがたいよ。


 *


【妖怪呟怖 お題「大蝦蟇」】


2686.『蛙化現象』


#呟怖

この先の峠は破局スポットで、女から男への気持ちが冷める『蛙化現象』が起きるという。その昔、姫と駆け落ちした侍が、姫を守り抜くため魔の槍を手にしたせいで大蝦蟇になってしまった、その呪いだ。で、化物呼ばわりした姫の末路をなぞるように、女が突き落とされるまでがワンセットの呪いだ。


 *


2687.『逃げるんですか!』


#twnovel 駆け出し冒険者が魔王軍幹部に「逃げるんですか!」と野次をとばし、全滅する事案が発生。幹部は序盤の強制敗北イベントを担当しており、半殺しに留め撤収する予定であった。「じゃあもう少し戦ろうか、と応じたらすぐに死んでしまった。申し訳ない」と供述している。

#ファンタジー社会問題


 *


2688.『たぬきおにぎり』


「たぬきおにぎり、大学でよく食べたなあ。近所の蕎麦屋が売りに来てたんだけど、激安でさ。それで食費を抑えて本を買ってたから、貧乏メシとして思い出深い」

#twnovel

それを聞いた俺の中では、我が地元の御馳走だ馬鹿野郎という思いと、人のメシ話を無下にしてはいけないという思いが渦巻いている。


 *


《ショートコント飯店》


2689.『おかわり自由』


#twnovel「大将、この『日替わりおかわり定食』って何」「定食のメインがおかわり自由。今日はこれだな」「トンカツ定食!トンカツがおかわり自由ってコト!?」「キャベツ」「は?」「キャベツ定食」「え?」「いやあ、このトンカツってのは、キャベツの添え物にぴったりだなあ」「ぐうの音も出ねえ」


 *


2690.『覚・醒』


#twnovel ある朝、カーテンと窓の間に虫が入り込んでいる気配に起こされた。この羽音は、蜂。慌てて殺虫剤を取って戻り、居場所を見極め噴霧する。蜂は、窓枠の上で静かに丸まっていた。嗚呼、これは俺だ。休日の朝、本当なら惰眠を貪っていたはずの俺だ。すっかり目覚めてしまった頭と体で、泣いた。


 *


【文中に『眩しい』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文】


2691.


#twnovel 実家に電話をかける。「今、玄関前なんだけど」メリーさんかよ。「猫いるから、どかして」『そのまま入って来い』「逃げるだろ。俺はやるぜって顔してる」『お前のこと気に入ってるから出迎えてるだけだよ』「メンチきってる」『眩しいだけだって』慣れない家族との、網戸越しの攻防は続く。


 *


【文中に『菓子』を入れて【対抗心】をイメージした140文字作文】


2692.


#twnovel レンタル彼女の依頼。オプションは食事と写真。合流して早々に饅頭的なお菓子を渡され、割って見せてほしいと言われた。「お菓子の中身を見せる写真を撮りたいが、一人じゃ難しいので依頼した」と、手元だけ写真を撮ってオツカレ解散宣告。「あの…食レポできます!」このまま帰れるものか。


 *


【文中に『部屋』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文】


2693.


#twnovel その部屋は一人暮らしだと知っていたので、空き巣に入るには手ごろだと前から目をつけていた。住人が慌てて出かけた後に忍び込み、異臭に驚きすぐ逃げ出したが、結局そのときついた臭いのせいで俺の足がついたわけか。何であいつ、部屋でシュールストレミングなんか開けたのかね、刑事さん。


 *


2694.『フルアーマーぶつかりおじさん』


#twnovel 駅前にすごいのがいた。リュックやカバンを前後左右全方向に完全武装した中年男性。その人が早足で歩き出したので「うわ、ぶつかりおじさんか!?」と身構えると、向かう先には、女性と子ども二人。「遅い!」と詰られている。お父さん、ちょっとはぶつかっていった方がいいよ。内心思った。

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