2020年11月分
№1910~1951
1910.『民間伝承』
#twnovel「その昔、巷では猪人間の仮装が流行っておった。猟期になると、我こそはという者が無断で山に入り、猟銃で撃たれた。本物と見紛うほどの仮装の腕を称えるため、また、撃ってしまった猟師に迷惑をかけないため、仮装者たちはその者を、人ではなく猪として葬った。それがこの無数の猪頭塚じゃ」
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【Novelber 11/1 お題「門」】
1911.『門を開けよ』
#novelber「今まで破った者はなしと聞く城門も、城攻めの名手たる儂にかかればこの通りよ」天高くそびえる城門に向け、武将が「開けよ」と求めると、敵軍は即座に応じた。「何だ、やはり無駄に高さばかりあるこけおどしの門であったか」高笑いする武将は、そのまま倒れ込んで来た門の下敷きとなった。
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【Novelber 11/2 お題「吐息」】
1912.
#novelber 息子が「○○の呼吸!」とアニメのマネで遊んでいた。白い吐息が目に見えるのがそんなに面白いのか。煙草に火を点け煙を吐いてやる。息子は「柱レベルだ…!」と喜んでいる。じゃあ俺は火柱だなと言ってやった。息子には「もういる」と怒られ、妻には「子どもの前で煙草吸うな」と怒られた。
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【Novelber 11/3 お題「落葉」】
1913.
#novelber「どうして焚き火には落ち葉を使うの?」「乾燥してるからだよ。逆に枯れてないと燃えにくいんだ。水気が抜けてる、古いものほどちょうどいいってことかな」「ふうん。だから、もっと炎上させようって人は本人がしたことも忘れてるような昔の発言を引っ張り出してくるんだね」「う、うーん」
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【Novelber 11/4 お題「琴」】
1914.
#novelber 私はパラダイムシフトについて研究しています。言葉によくある、誤用のはずが正用になったという現象ですね。現在、ある小説でそれが起きかけている。究明のため質問させてください。まず最初に。あなたはいつから「『ビルマの竪琴』は主人公ビルマが竪琴をひく話」だと認識していましたか?
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【Novelber 11/5 お題「チェス」】
1915.
その者は絶望的にチェスが弱かった。どんなに勉強しても、すぐにキングをとられてしまう。盤上の自国が滅びるのを何度も見る中で、やがて、彼は絶対に負けない方法を思いつく。キングをとられて負けるなら、キングがいなければいいのでは?
#novelber
「これが民主主義の芽生えであった」「うそやろ」
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【Novelber 11/6 お題「双子」】
1916.
#novelber 俺たちはずっと双子の兄弟だと言われ、育ってきた。それを疑うことはなかったが、そうではないと親から打ち明けられた。ただ似ているだけなのだと。そんなこと気にするもんか、俺たちは兄弟だ。その想いを告げると、今日初めて会った双子の兄弟は「影武者の分際で何を言うか」と顔を顰めた。
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【Novelber 11/7 お題「秋は夕暮れ」】
1917.
#novelber 秋は夕暮れ。正直何を言ってるのかピンとこなかったのだが、人生に喩えればその通りかもしれないと思った。最も楽しい夏こと学生時代が終わったあと、退勤時に夕焼けを見る機会が何と多くなったことか。定年後の冬を迎えるまで、並んで歩く影法師が増えたり減ったりして、長い長い秋は続く。
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1918.『㐂』
#twnovel「㐂伝ってのは、店のルーツだよ」ラーメンの名前の意味を尋ねる私に彼はそう言った。「今では一大チェーンでも、最初はパチンコ屋の小さいブースから始まった。客引きでラッキーセブンの名前をつけて。その商魂を伝えるために…」というのはパチンコ狂い故の妄言だったがラーメンは美味しい。
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【Novelber 11/8 お題「幸運」】
1919.
#novelber『あなたは幸運にもお金配りに当選しました!』来たか、と返信する。『お金はいりません。代わりに、私が貰うはずだったお金を、あなたが本当にあげたい人に渡してください』あなたが幸運を手にした人間の顛末を見たいように、私はそんなあなたがどんな人間を不幸だと思うのか知りたいのだ。
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【Novelber 11/9 お題「一つ星」】
1920.
#novelber 僕にとって君は道標だった。何も見えない暗闇に沈んでいたときに、思わず手を伸ばした光。一番最初に見えた光。君はたったひとつの『一つ星』だ。勇気を振り絞って一世一代の告白をした僕に、君は「え?たった一つ?」と口を尖らせた。え、あ、はい、じゃあ、あの、えーと…星、三つでーす!
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【Novelber 11/10 お題「誰かさん」】
1921.
#novelber これは誰かさんの話なんだけどね。スーパーで子どもが鋭い指摘をしたら、電車で知らないおっさんがいきなり怒り出して、ハイキング中に通りがかった外国人が訝しんでたって、マックで女子高生が話してたらしいんだよ。いや、誰かさんの話なんだけどさ。私もうちのカミさんから聞いただけで。
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【Novelber 11/11 お題「栞」】
1922.
#novelber 古本に栞が挟んであるのはよくあることだが、犯人の名前が書いてあった。おいおいネタバレは勘弁してくれよ。うんざりしながら読み進めると、逮捕されたのはまったく別の登場人物だった。体が震えてくる。前の持ち主は事件の何を知っていたのだろう。この本はノンフィクションだったはずだ。
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【Novelber 11/12 お題「ふわふわ」】
1923.
#novelber ふわ。あくびを掌で押さえたらそんな声が出た。仕事中に何だというみんなの視線が痛い。やけくそでフワフワとコールする。フワフワはあっという間に伝染し、職場はアゲアゲのダンスフロアに早変わり。Fuwa-Fuwa!Fuwa-Fuwa!もう日付が変わる。こんなテンションで残業なんかやってられるか。
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【Novelber 11/13 お題「樹洞」】
1924.
#novelber 昔住んでいた家の近くにやたら大きな木があって、それに見合う大きさの樹洞が開いていた。そこに、こっそり食べ物を運ぶのが私の日課だった。何を飼っていたのかはよく覚えていない。でも食べ物を放り入れたときの、いつも悪いな、という声は優しかったので、悪いものではないだろうと思う。
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1925.
#twnovel 職場の新人が「なるほどですね」をよく使う。あまりにも自然なので訊くと、方言らしい。失礼な言葉だと感じる私の方が間違っているのかもしれない。だから特に注意せずに、何なら私も使いました。「なるほど、で?」上司に詰められ口を噤む。「ㇲね」訛ったってことは本気で怒ってるなこれ。
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【twnvday2020/11/14 お題「米」】
1926.
#twnvday「稲作ゲームの調子はどうだ」「上々です。これまで狩りゲーしかしなかったゲーマーも、こぞって米を作り出しています」「ようやく、バーチャル文明レベルが弥生時代まで引き上げられたか。続いて、古墳建築ゲームの開発に着手しろ」「やれやれ、まるで人類に文明を与えた宇宙人の気分ですね」
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【Novelber 11/14 お題「うつろい」】
1927.
#novelber うつろいゆくものだ。季節も、人の心も。予期しなかった空白期間のうちに、心変わりをしたらしい。それを仕方ないねと言える私も変わってしまったのだろう。空虚な思いで、同じように変わりゆく街をさまよい、新しいラーメン屋を見つけて頭も腹もラーメンでいっぱいになるとかマジうつろい。
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【Novelber 11/15 お題「オルゴール」】
1928.
#novelber オルゴールのいいところは、歌詞がわからないことだと思う。母が「お父さんからの最後のプレゼントなの」とよく聴いていたオルゴール。ロマンチックだね、と私も口ずさむようになり、それを聴いた人から曲名を教わり、調べて、幻滅した。父は三年目の浮気を大目に見てもらえなかったようだ。
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【Novelber 11/16 お題「無月」】
1929.
#novelber 月しか見ていないさ、という台詞をよく聞く。なら、夜空に月がなければ、誰にも見られていない気分になるのは仕方のないことだ。問題は、それで心細くなるか、逆に気が大きくなるか。どうやら私はその両方らしい。寂しくて君を呼んで、『月が綺麗ですね』が使えない今こそと心を決めるのだ。
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【Novelber 11/17 お題「錯覚」】
1930.
#novelber 先生から聞いてたんだけどさ、死に際でも、聞き慣れた人の声ならわかる場合があるんだと。だからずっと話し掛けてたけど、最後に呼んだ名前は、聞こえるはずがない人のものだったよな。最後に聞こえるのが一番聞き慣れた声だってことなら、俺、お迎えが来るってそういうことだと思うんだよ。
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【Novelber 11/18 お題「微睡み」】
1931.
#novelber 5時半に目が覚める。あと30分、布団の中で微睡んだら、起き出して朝食。仕事に出て定時で上がり、最近疲れているから夕飯を軽く、風呂を早く済ませてすぐ布団に。完璧な一日だった。瞼を開いて時計を見ると、朝7時半。俺の完璧な一日は微睡みの中に消えた。遅刻しそうだが起きたくない。
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1932.『ヘアドネーション』
#呟怖
初めて髪を寄付したんですが、さあ贈ろうと改めて長さを計ったら、どうも切った時より長くなってるんですよ。床屋さんは「それが普通です」と。髪って切った後もしばらく生きてて、残ってる養分を使いきるまで成長するそうです。じゃないとウィッグを付けた人から養分を吸い出すので危険だって。
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【Novelber 11/19 お題「カクテル」】
1933.『グラスホッパー』
お薦めを奢って。そう囁くと、彼が頼んだのは『グラスホッパー』。チョコミントのような甘い口当たりとは裏腹に度数の高いカクテル。ミーハーなお酒じゃないあたり、バーに慣れてるいい男ね。
#novelber
喜んでもらえて良かった。名前見て「バッタ!仮面ライダーじゃん!」って決めただけなんだけど。
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【Novelber 11/20 お題「地球産」】
1934.
#novelber「ん~、やはり地球産は違いますな」その言葉を聞いて、宇宙農協への出荷業務は完了。無事に終わったことに安堵するも、やはり彼らにとって地球は区別のつかない片田舎の一つなのだと寂しくなる。卸した野菜の本当の産地は月だ。地球はとっくに荒廃したことを、僕はまだ誰にも言えずにいる。
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1935.
#twnovel 雨の切れ間、雲の晴れ間を狙って外出する。私の目当ては虹ではなく、アスファルトいっぱいの水溜まりが映し出す青空だ。まるで空の上にいるような気分になれる、この僅かな時間の散歩が私は好きだ。心が洗われる思いで、空に沿ってのんびり歩く。車に水を撥ねられ体も洗われた。ぶち殺すぞ。
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【Novelber 11/21 お題「帰り道」】
1936.
#novelber 家電の割引券をもらった。鍋も簡単に作れるというのでホットプレートを買うつもりが、店を出るときにはラジオを抱えていた。温かくても自分で作って自分で食べるしかない鍋よりも、無言の空間を埋める会話が欲しかった。ラジオは軽いが、足取りは重い。一人になってしまった部屋への帰り道。
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【Novelber 11/22 お題「遥かな」】
1937.
#novelber「結婚なんて遥か未来の話だと思ってたのに、遂に『え、してないの?』って言われちゃったなぁ…」とか言ってへこんでる彼女は、その発言の言外に『君たち』『まだ』が込められていたことに気付いていない。まだ先かな、と呟くと「何が?」なんて訊いてくるので、僕は「春、かな」と答えた。
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1938.
#twnovel お前も“キューブ”を求めるのか。なら忠告しておいてやる。お前が望む結果は決して得られない。かつては俺も“キューブ”には全てが内包されていると思っていた。“キューブ”さえあればと信じていた。だが勘違いだったんだ。よく聞け、具材は別売りだ。鍋キューブだけじゃ鍋はできないんだよ…!
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【Novelber 11/23 お題「ささくれ」】
1939.『霊視』
#novelber 何処かささくれが立ったような異物感があり、どうにも気になるので霊能力者に見てもらうことにした。「何か動物の霊が憑いていますね…」「動物…まさかこの前、動物園に行ったときに…」「あなたに訴えたいことがあるようです」「何て言ってるんです?」「『笹くれ』と…」「パンダかな…」
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【#サカイメの書架応募 お題「新年」】
1940.『明けました?』
あけましておめでとうございます。そんなの直接言えばいいじゃんと毎年サボっていた年賀状。書かない方が験担ぎになるかもしれないけど、こんなときだから書きまくった。大きく伸びをして、未だ予定の決まらない年末年始を想い、横になる。新年と一緒に明けてるといいなあ、自粛。
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【#サカイメの書架応募 お題「賭け事」】
1941.『逆転のチャンス』
昔、賭けをしようって言ったじゃん。どっちがより幸せになれるかってやつ。見ればわかるよ、アンタは幸せそうだね。だから勝ったと思って私に会いに来た。ふっ、油断したね。私はこのときを待っていた。幸せなアンタ以上に幸せになる一発逆転のチャンスを…そのプロポーズをねッ!
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【#サカイメの書架応募 お題「転生」】
1942.『帰って10分で転生』
生まれ変わりたい。残業を終えた夜道、スーパーで買ったあれこれがずっしりと重い袋をぶら提げて、そんな益体もないことを思う。そんなこと、叶うはずないのにね。アパートに帰宅し、蛇口を捻り、待つ間にだらだら支度をして、重たい体を湯舟に投げ入れた。あ~~生き返るわ~~。
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【Novelber 11/24 お題「額縁」】
1943.
#novelber 僕の描いた肖像画が賞を取り、立派な額縁に飾られることになった。誰だよこの美人さん、そうからかう相手には、喋ったこともない人だよと答える。あの家の二階の窓辺、あの始発の車窓、いつだって僕は話しかけることができなかった。額縁の中から微笑むあなたを、僕はやっぱり見ているだけ。
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【Novelber 11/25 お題「幽霊船」】
1944.
#novelber 追い越した船は幽霊船だった。あの船だって、かつては私と同じように宝島を目指したのかもしれない。何があってそうなったのかは知らないが、私まで引きずり込もうとするんじゃない。空虚な呪詛を振り切って舵を取る。新しい宝島なんてもうないのさ。そう歌いながら幽霊船は、ぐるぐる廻る。
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【Novelber 11/26 お題「寄り添う」】
1945.
#novelber 君は、ちゃんとわかっているのだろうか。今は寄り添っていられるけど、いつまでもこうしてはいられないと。背中を押してやらなくとも、君は僕の手を離れて、前へ前へと進んでいくんだ。僕が見送ったその背中は大きくのけ反り、そして転んだ。初めてのスケート、まだ手を離すのは早かったか。
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【Novelber 11/27 お題「外套」】
1946.
#novelber 冬になるとみんなパワーアップするよな。クリスマスプレゼントにとお願いされたのは、初期形態からずいぶんとゴテゴテになったヒーローのお高いなりきりセット。げんなりしていると、息子が「パパも冬になるとコートを着込んでヒーローみたいだね」とヨイショしてきた。ちょっと襟を立てた。
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【Novelber 11/28 お題「霜降り」】
1947.
#novelber 僕は一方的に見せびらかしたわけではないんです。誘われたんです、向こうから。このご時世でお店には行けないから、一人焼肉だけどオンラインで一緒にやろうと。それで見せてと言うから、奮発した霜降り肉を見せたんです。それをスクショで撮ってメシハラってタレ込むなんて思いませんよ…。
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【Novelber 11/29 お題「白昼夢」】
1948.
#novelber 悪い夢だ。見慣れた街並を、場所にそぐわない幻想生物が闊歩している。そういうVRゲームなのだが、これならゴーグルがなくても私が普段から見ている光景と大差ない。こいつらを消すには全部書き上げてやるしかないが、新しいのが次々に湧いてくる。小説家の人生は、抜け出せない悪い夢だ。
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1949.
#呟怖
店名は忘れましたが「牛の首」を出す焼肉屋があったんです。奥の個室に運んでいく店員が、牛の首です、と言うのを聞きました。気になってトイレに立つふりをして覗いたんですが、個室には誰もいなかったんですよ。運んでいったはずの店員も。だから何か楽しみだな。すいません。牛の首ください。
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1950.
#twnovel 今日はいい肉の日、我々バイヤーも頑張りました。極上の牛肉を求めてさる東北の地まで。雪国で育った牛の肉は、自然と絶品な霜降りになりますからね。その理論のもと徹底的な放牧で野生化した牛に我々は挑み、戻ったのは私だけ。みんな牛にやられました。何の成果も!得られませんでした!!
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【Novelber 11/30 お題「塔」】
1951.
「30日目の #twnovel です。通してください」「どれどれ…おいッ、何だこれは!すっとぼけた駄文ばっか書きやがって!他の人のを見てみろ、もっとポエミーでオシャレな小説書いてるだろうが!しかも最後の最後でメタネタをやりやがったな!お前のような者を #novelber の塔に入れるわけがあるか!」
あと49篇。縁起悪っ。




