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C・E・W  作者: 白鉄夕月
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始まりの始まり

夕飯時何やらテレビがあわただしく音をたてていた。政府がいきなりとんでもない法案を可決し横暴なことにその法案を直ちに施行するという。

 

国のトップに報道陣やら記者やらが群がり様々な質問や怒号の飛び交う中、表情一つ変えずに法案の内容を話していた。


その内容によると子供たちを大人と住む場所を完全に分離して、学業、スポーツ、芸術、ありとあらゆる様々な分野で世界トップクラスの英才教育を行うというものだった。


段階を追って徐々にと言う訳ではないらしい。直ちに速やかに各学校に集合しろ、とのことだ。ここでいう子供とは、満一歳~現在の大学生までということらしい。


各教育課程を終えた子供たちはその能力や成績によって分野分けされ、政府が決めた側の就職先へ赴任する。就職活動や受験勉強などの不安やストレスの解消、さらに費やしていた時間を必要な知識の学習に費やすことで国のレベルアップを図ると謳っている。


報道がされてからおよそ一時間後、学校側から送られてきた緊急連絡メールに生徒一同は必要最低限の物(衣類や勉強道具のみとのこと)を持参し学校に集合するようにという内容だった。


当然素直に応じる奴は少なかった。集合時間に大幅に遅れてくる者、まったく姿を見せない者。結託してデモ行為を行う者。様々な行動をとる者が現れた。当たり前だ。頭が悪い奴じゃなかったら誰ども分かる。今後一切家族、兄弟と会うことはない。合うことが出来なくなる内容だったからだ。


大人も必死に行動をとる。我が子を守るため、思い出を守るため。行かないように匿いかばい、デモ、ストライキ。


しかし、その抵抗も無とかす。会見の中で新たな法律が上重ねで施行された。子供を保護した者やその他の行動に準じる者は、厳しい罰則を科す。


どこまでも厳しく何としても引き裂こうとする行為。人道的ではない行為だったが抵抗するものは日に日に少なくなり、最後にはいなくなった。


行方をくらませていた子供たちも捕まり、子供の姿を見かける人はいなくなった。

初めての投稿ですのであまり期待せずに読んでください。

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