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Struggle Locus On-line  作者: 武陵桃源
第1章  初心者がやらかした? 長い1日
14/123

Locus 12 

 2~3程気配察知に引っかかるモンスターの集団がいたが、うまく(はち)合わせることなく移動でき、無事セーフティエリアに戻ることができた。


 俺は焚火の近くの丸太に腰を下ろすと、そのまま夜天に輝く星々を(なが)めていた。

 意識すると梟の目の望遠能力で、星々がズームアップされる。

 そうして30分位夜空を眺めた後、先程のファンファーレとインフォメーションの滝の確認に移っていった。


 種族LvとクラスLvが共に1上昇しており、装備していたスキルLvも色々と上がっていて、新たにスキルを1つと、アーツを3つ、それに称号を3つ獲得していた。


 新たに習得したスキルはこちら。


〔PS〕パッシブスキル:〔見切りLv0〕

敵の攻撃動作を自動予測し、自身が取るべき最適な動作を視覚化することができる。

SLv上昇と共に、自動予測の精度が上昇する。  MAXSLv30


 このスキルの(きも)は、敵の攻撃を自動予測することだと思われる。

 予知ではなく、あくまで予測であるので、外れる場合があるかもしれないということだ。

 それもSLvが上昇すれば、外れなくなるかもしれないけどな。


 次に、新しく習得したアーツはこちら。


□ ハイディング:他者から姿や気配を暗ませることができる。

アーツの精度は、AGI・DEX・LUKの値に依存し、またこのアーツは任意のタイミングで解除することが可能。

消費MP:8  リキャストタイム:10秒


□ ウィークネスアイ:一定時間対象の弱点がアーツ使用者に赤く発光して、視覚化することができる。

アーツの持続時間は、INT・DEX・LUKの値に依存する。

消費MP:5  リキャストタイム:30秒


□ サークルスラッシュ:剣の全周囲攻撃アーツ。

使用者を中心に、360°カバーできる斬撃が可能になる。

射程は、使用者の武器の剣身の長さに依存する。

消費MP:10  リキャストタイム:15秒


 ハイディングとウィークネスアイは、暗殺スキルのアーツで、

 サークルスラッシュは、剣スキルのアーツになる。


 そして、新称号はこちら。


〔称号:ウルフバスター〕:一定時間以内に、多くのウルフ系モンスターを倒した者の証。


効果:ウルフ及び、ドッグ系のモンスターに対し、与ダメージ1.5倍。


〔称号:剣舞士〕:アーツを一切使わず、一定時間内に多くの敵を倒した者の証。


効果:アーツ<ソードダンス>が使用可能になる。


□ ソードダンス:このアーツ使用中は、相手に剣での与DP倍率全て(斬・打・突属性)にプラス200%し、使用者のAGIを倍化させる。

但し、他の剣系スキルのアーツには、この効果は乗らず、又他の剣系アーツを使うことで、この効果は失われる。

アーツ持続時間は、VIT・AGI・DEX の値に依存する。

消費MP:10  リキャストタイム:60秒


〔称号:二刀の心得〕:アーツを一切使わず、2つ別個の武器で多くの敵を倒した者が至った境地の証。


効果:武器を2つ装備できるようになり、武器によるステータス補正が入る様になる。


武器の耐久消耗率軽減(微)


 ウルフバスターの称号は、よく他のRPG等にある○○キラーの様なものだと思われる。

 しかし、この称号の効果は○○キラーの様なものよりずっと高い。

 恐らく、この差は説明にある、一定時間内にという縛りから来ているのだろう。

 つまりは、この称号を取得するには、一定時間内に一定数以上のウルフ系モンスターを倒すことが条件なのだと推測できる。


 次に剣舞士の称号は、説明にあるとおり、スキルを一切使っていなかった時、つまり俺がフォレストウルフに対して、戦法を変えたことで習得することができたのだろう。

 それと、アーツ<ソードダンス>については、説明を見ても一部分からない所があったので、実際に使ってみた。


「ソードダンス!」


 すると、使用者である俺の体全体と武器が銀白色の燐光に包まれた。

 ふと見ると、視界の端に数字が表示されている。

 たぶんこれが、今のソードダンスの持続時間なのだろう。

 時間は2分と少しの様だ。


 俺はメニューを開き、ステータスを確認すると、確かにAGIの値は倍になっていたが、ダメージ倍率うんぬんの所が分からなかった。

 とりあえず、他に変化がないか見てみると…………それは見つかった。


 それは武器ステータス欄で、このように変わっていた。


ソードダンス使用前:ノービスソード 斬1.0 打0.5 突0.3 魔1.0

   ↓               ↓    ↓    ↓

ソードダンス使用中:ノービスソード 斬3.0 打2.5 突2.3 魔1.0


 この斬1.0や打0.5というのは、武器で相手に与えることのできるダメージ倍率だ。

 なるほど、つまりソードダンス使用中は、武器による与ダメージ倍率にプラス2.0加算するということなのだろう。


 ソードダンス中の剣スキルのアーツにこの効果が乗らず、剣スキルのアーツを使うことでソードダンスの効果は切れてしまうが、そのデメリットを上回るメリットだと思う。


 今回の時のように、複数の敵に囲まれてしまった場合など、特に有用になるだろう。

 アーツを使えば、少なくとも技後硬直は発生し、そこが隙となってしまうのだから。

 制限時間はあれど、その隙を無くせ、アーツ使用時並みの威力を出せるのだから、使い所を間違えなければ、その効果は絶大だと思う。


 最後に二刀の心得の称号だがこれは、説明の通りだと思う。

 今まで、メイン武器と一緒に他の武器を使えても、ステータス補正は掛からなかったから素直に嬉しい効果だ。


 そういえば、種族Lvが上がっていたっけ。ステータスポイントを割り振っとくか。


 そして今の俺のステータスはこんな感じだ。


name:リオン

sex:男

age:16

race:人族(ハーフドラゴン)Lv5

job:自由人 rank-

class:ノービスLv5

HP:196 MP:122

STR:49

VIT:19⇒20

AGI:49

INT:20

MID:19⇒20

DEX:39⇒40

LUK:20

STP:3⇒0


所持金:980R  虚空庫:16/36


種族スキル:〔混血・竜の息吹(光)〕、〔竜言語Lv0〕


装備スキル:〔STR増加Lv7〕、〔AGI増加Lv7〕、〔識別Lv7〕、〔剣Lv11〕、〔料理Lv4〕、〔暗殺Lv14〕、〔気配察知Lv12〕、〔虚空庫 rank1〕、〔梟の目Lv16〕、〔発見Lv6〕


控えスキル:〔鑑定Lv12〕、〔見切りLv0〕


称号:〔思慮深き者〕、〔戦女神の洗礼〕、〔ウルフバスター〕、〔剣舞士〕、〔二刀の心得〕


 ステータスポイントはステータスの端数が9で低いものの3つに割り振った。

VITにプラス1で、19⇒20へ

MIDにプラス1で、19⇒20へ

DEXにプラス1で、39⇒40へ



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