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桃の果実を食べさせて  作者: 火垂
柘榴の実
8/22

8

休みのあいだに読み切ることはできなかった。


7割程読み進め、本当は読破したかったのだが、唯の読むスピードではこれが精一杯だった。



早く放課後にならないものかと落ち着きなく過ごす姿はひよりにも笑われるほどだ。



昼休み、ひよりと廊下を歩いていると、空き教室に桜を見つけた。


ちらと視界に捕らえ、立ち止まってしまった。



静かな空き教室で、読書をしているようだった。



「唯ちゃんー!早くー」


ひよりに呼ばれ、立ち止まるのをやめ通りすぎた。

午後の授業はもう桜のことで頭がいっぱいだった。




午後の授業を終えたら、部室へと走る。

ひよりがにこにこしながら見送っていた。



ぱたぱたと小走りで廊下を進むと、

図書館へ向かっているのであろう先輩がいた。




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