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1話

2020年代にはちゃんとした正規空母が出来ていると良いですね。

2019年4月、7年続いた秋原政権は迫っていた国民自立党首選挙で党首の秋原は自らの後継者である菅島義之官房長官を後継に指名し、秋原は政界を引退した。菅島の政策は秋原の政策を引き継ぎ、空母の導入を進めた。

軍事費も1.4%から2.7%に増大、陸軍向け多目的戦闘車両の増産、海軍向け空母計画、空軍向け先進戦術戦闘機計画からなる軍備計画を立てた。

陸軍向け多目的戦闘車は15式戦闘車のアップグレード、105㎜砲に対戦車誘導弾発射機能を追加した。

海軍向けは2020年度計画で中型空母の導入を決定、2024年にはずいかくとしょうかくと名付けられた280m級空母が横浜と長崎の造船所で同日の同時刻に進水、2026年には横須賀と佐世保に配備されたのである。


そして空母機動打撃群は護衛艦隊群と独立し、ミサイル護衛艦きい、あきづき、護衛艦むらさめ・たかなみ型5隻からなる艦隊で構成されている。

そしてはつしも型も更に増産され、はつゆき・あさぎり型はせとぎり~海霧を残して全て退役、残った4隻も練習艦として現役に留まるのみである。


流石に空母に匹敵するコストを要するかが型護衛艦が新たに建造されなかったが、はつしも型は五島列島沖海戦の教訓を生かし、改修でSM-6の運用能力と建造時点では省かれていた僚艦防衛能力が追加された。


2027年7月、中国軍がフィリピンとベトナムに対し、侵略を開始。


日米両国はこれを非難、そして中国は先島諸島沖に空母を展開させ、日本の島嶼を空爆し、日本の世論を激高させ、日本側は東南アジア各国に対して本格的軍事支援を開始したのである。


遡ること2カ月ほど前・・・・・・

百里基地、2027年05/24、午前7時

「いよいよ今日には新田原へ移動し、我が部隊は九州各地を防衛する事になる・・・・・・・・・中には2度目の九州防衛の任が託されたものもいるだろうが、あの時の事は覚えているな?」

鷲野がそう言うと17名中北見副隊長以下5人があの死闘を思い出した。

彼女と5人の隊員は築城基地で友情を築いた戦友であり、5人の隊員は鷲野の事を信頼がおける上官だと信用し、彼女も5人のことを信頼できる優秀な部下だと言っており、6人の絆は非常に強い。


5時間後、新田原にF―23が到着すると彼女たちは新たに第305飛行隊に所属する12機のF―23は第302飛行隊に編入されたのである。


一方、太平洋上では・・・・・・

空母ずいかくが護衛の護衛巡洋艦ながと、イージス艦きりしま、きぬがさ、ミサイル護衛艦てるづき、はつしも、護衛艦おおなみ、たかなみ、むらさめ、いかづちの随伴を伴ってF―35C陣風Ⅱ発着訓練をしていた。

同様に日本海では空母しょうかくが発着訓練を護衛巡洋艦かが、イージス艦みょうこう、あたご、ミサイル護衛艦ふゆづき、はつかぜ、護衛艦いなづま、ありあけ、まきなみの護衛の元、F―35Cの発着訓練をしていた。


ずいかく型邀撃機母艦は同型2隻からなり、ずいかく、しょうかくと言う。漢字で書くと”瑞鶴”と”翔鶴”になる船だが、同艦の全長は280m、全幅60mで、満載排水量は6万2700tと戦時中の空母信濃に匹敵する。

搭載する航空機はF―35CJが32機、E-2ホークアイ早期警戒機が7機に加え、SH―60K対潜ヘリが6機の計45機である。

武装は英国製短距離迎撃ミサイル用VLS8セル2基(64発)である。

他にも近接防空用に57㎜速射砲を4基搭載している。


そして陸軍は24式戦車を英国と共同開発、同戦車は英陸軍と日本国陸軍に配備されているが、日本国陸軍での配備数は参考程度の導入で、3個大隊に配備している程度であるが、性能は10式にはやや劣るものの、英国現有のチャレンジャーⅡ戦車を遥かに凌駕しているとされた。


7月12日、中国軍がマニラを空爆、比国政府は瓦解し、フィリピン軍に抵抗の隙を与えず、同国を占領したのである。

だが、ベトナムでは同国軍が抵抗を続け、中国軍は多大な犠牲を出したが、ハノイ~ハイフォンの占領には成功していた。

ベトナム軍はホーチミンまで防衛線を撤収させたが、カンボジアに同国軍の教育と称し、駐留していた中国軍に挟撃にされる危険性をはらんでいた。


中国海軍の圧倒的戦力を前に東南アジア各国はあっという間に軍艦を全て失い、数日もしない内に制海権を喪失したのである。


だが、これを米国と日本が黙ってみている訳は無かった。

邀撃機母艦しょうかく・戦闘指揮所

「対空、水上、水中見張りを厳となせ!」

第1空母打撃群司令、元野吉雄海将補がそう言った。

無論しょうかくの上空には多数のF―35が飛び回り、警戒していた。

E―2も上空から目標の捜索・警戒に当たっていた。


南シナ海を舞台にした日本国海軍の空母しょうかくと中国海軍の空母山東による21世紀最初の空母決戦の幕が開いたのである。

一部私の妄想が入っておりますが、気にしないでください

因みに日韓紛争もあって志願者が増えたと言う設定ですが、イージス、スサノオシステム艦の数は死ぬほど高いので前作と比較し、増えてないです。

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