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やっと始まる物語
本編です。くだらないかもしれませんが、よろしくお願いします。
誰もいない部屋の中、明かりの消えた部屋の中で少年は座っていた。
どこからか、鈴の音が少年の耳に届く。
「どうやら、手伝ってくれるみたいだね。」
あの日渡した「時空の鈴」
力によって色を変える七色の鈴。
それの音が確かに少年の元に届いた。
少年は闇の中で笑った。
「さあて、行きますか。」
少年は電気を付けた。
顔は優しそうだ。髪の色は薄い紫。瞳も黒色ではなく紫で、服も紫。
少年が一言呟くと、一瞬で姿を消した。
世界を壊す物語は、ここから始まった。