表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

ひみちゅ会議

兵站部隊長ネタです

FUとは「ふんどし」の隠語ですよー

「合い言葉は?」

「尻は男の命!」


「入ってよし」


 部屋におそるおそる入ってきた男は、部屋の中にいた老人に言った。


「この合い言葉辞めませんか?兵站部隊長」

「私の表の職務上、このような副業をしていると知られるわけには行きません。慎重に行動せねば」


「はあ……」

「それで、これが量産型FUの新しいデザイン案です」


「おおどれもいいですね。工房の方で、量産に当たって、コストとか手間なども考慮して製品化し、サンプルを後日お持ちします。チェックお願いします」

「頼みましたよ。ところで、量産化はできそうにないのですが、1点物用の素晴らしいデザインが出来ました」


 そう言って取り出したのは、もはやFUとは呼べないような、ど派手なデザインのFUだった。日本人ならわかる。これはいわゆる「化粧まわし」だ。


「すごい!荒々しい獣の描写が男気あふれますね」

「そうであろう、そうであろう。あの将軍のアイディアから生み出したのだ」


「さすが将軍。予想の斜め上を行くアイディアです。……しかし……」

「しかし?どうしたのですか?」


「いえ……FUは下着。服の下に着る物だと思うのですが、これ服で隠れませんよね。収まりつかないんじゃ?」

「なるほど。収まりが悪いか。盲点でした。しかしおのこの大事な部分の収まりが悪いのは困りますねぇ」


「これは裸体にFU一つで映える作品でしょうね」


 兵站部隊長はしばらく腕を組んで考えていたかと思うと、ぽんと手を叩いた。


「ひらめきました」

「なんでしょうか?」


「私はFUと出会って以来、この素晴らしいものを是非国中のおのこに伝えるべく、デザインをし続けました。しかし軍や貴族の間では流行していても、いまだ一般の民への普及率は低い。そこで前々からFU祭りでもして、もっとFUの認知度を上げられないかと考えていたのです」

「それは素晴らしいお考えです」


「そしてその祭りで、オシャレなFUを身につけた兵士達を歩かせて、かっこよさをアピールできないか?そのイベントの目玉こそこの「まわしFU」なのです」

「なるほど。それは人々の注目を集める事間違いなしですね」


「そしてこのFUは将軍に着せたらいいんじゃないでしょうか」

「なるほど。今知名度抜群な将軍なら適任。しかもあの体格ならこの派手なFUを着ても見劣りしないかと」


「祭りの名前はこうです『ドキッ。マッチョだらけのFU祭り。ぽろりはないよ』」

「ドキッで期待を煽って、ぽろりはないよでFUの安心感をアピール。完璧なネーミングです」


「そうと決まればさっそくFU作りに着手しなくては。材料の調達をお願いします」

「はい。祭りが楽しみですね」

FUネタ引っ張りすぎて申し訳ない

一兵卒でも、赤FU番長リンの暴走でした

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ